thumbnail 一問一答の一歩

問題1

精神分析において行われる、目をつぶった状態で頭に浮かんだことをそのまま語ること

自由連想法が正解です

フロイト心理学においては、問題行動は無意識領域に原因があると考えます。
まずは無意識領域の観測が行われます。そのための方法の一つが自由連想法で、理性に邪魔されない発言を引き出すことを目的としています。 なお、フロイトの精神分析で行われることは以下の通りです。

  • ・自由連想法……目をつぶった状態で頭に浮かんだことをそのまま語ること
  • ・夢分析……無意識が加工された夢について掘り下げる
  • ・介入……クライアントの話すことに対して応答すること
  • ・解釈……症状の背後にある無意識領域についての理解をクライアントに伝えること

問題2

フロイトの精神分析における介入において、語られている曖昧なことをはっきりとさせること

明確化が正解です

フロイトの精神分析における介入では主に下記の2つのことを行います。

  • ・明確化……られている曖昧なことをはっきりとさせること
  • ・直面化……クライアントの無意識の重要な問題点
なお、分化は学習心理学において、同じものと思い込んでいた2つ以上の物事を別々のことと理解することです。

問題3

相手に頼み事をするときに、主語を自分にすることで承諾してもらいやすくなることは何と呼ばれるか?

Iメッセージが正解です

主語を「あなた」になっている言葉はYouメッセージと呼ばれ、やや命令口調になるのでそれよりも主語を「私」にして伝えると言葉のトゲが少なくなって承諾されやすいように思えます。
Iメッセージを用いて言い換えを用いると下記のようになります

  • Youメッセージ:うるせぇ、黙れ!!
  • Iメッセージ:静かにしてもらえると助かります。

問題4

相手の行動に対して認めた上で感謝する対応は何と呼ばれているか?

勇気づけが正解です

アドラー心理学においては、褒めると勇気づけるは以下のように違うとされています。

  • ・褒める……立場が上の人が、一方的に結果だけを見て良いと評価する。
  • ・勇気づける……対等な立場で相手の行動に対して認めた上で感謝する

問題5

アドラー心理学とフロイト心理学のうち、目的論的な考え方を取

アドラー心理学が正解です

フロイト心理学とアドラー心理学の考え方のアプローチは下記のように異なっているので、対にして理解するといいように思えます。

  • ・フロイト心理学……周りの人達の行動することの原因は過去から形成された無意識を掘り下げることによって解明できる
  • →原因論、過去を重視
  • ・アドラー心理学……過去と他人は変えるることは出来ないものだから、変えることの出来る未来の自分の行動に焦点を当てて人間関係を考える
  • →目的論、未来思考

問題6

相手がとる防衛機制に代表される問題行動に対して、最終的に誰が解決するべき問題であるかという視点から考える対応の仕方を何というか?

課題の分離が正解です

フロイト心理学では、防衛機制のような問題行動の原因に焦点を当てているのに対して、アドラーは目的や対応に焦点を当てています。
そして、アドラーによると他人が解決するべき問題を自分の問題として解決しようとしてしまうことで、人間関係の問題や悩みが発生するとされています。
また、課題の分離に対する考え方について分かりやすい言葉で説明している動画があったので、リンクを共有します。

問題7

人の無意識領域のうち、本能に該当する部分

イドが正解です

フロイトの心理学では、「無意識」が重要視されており、下記のような用語で説明されています。

  • ・エス(イド)……人の無意識領域のうち、本能に該当する部分
  • ・ス一パ一エゴ(超自我)……人の無意識領域のうち、理性に該当する部分
  • ・エゴ(自我)……理性と本能の調整を行う部分

問題8

理性と本能の調整を行う部分

エゴが正解です

フロイトの心理学では、「無意識」が重要視されており、下記のような用語で説明されています。

  • ・エス(イド)……人の無意識領域のうち、本能に該当する部分
  • ・ス一パ一エゴ(超自我)……人の無意識領域のうち、理性に該当する部分
  • ・エゴ(自我)……理性と本能の調整を行う部分

問題9

心の動きや、感情から行動に変わる時の精神的エネルギー

リピド一が正解です

なお、リピド一の対象は発達とともに変化するそうです。

問題10

理性と感情の調整が上手くいかず、不安やストレスが発生した時に起こる行動の総称

防衛機制が正解です

防衛機制による問題行動に対して、フロイトとアドラーはそれぞれ異なるアプローチをとっています。
原因についてはフロイトの理論で説明しやすく、無意識領域にある理性(ス一パ一エゴ、超自我)と感情(エス、イド)の調整をエゴ(自我)で行いきれずに、中途半端に理性が含んだ感情が爆発したような感じです。
そして、対応についてはアドラーの理論によると、誰にとって問題となっている状況で、最終的にその状況は誰が解決するべきかを整理(課題の分離)してから対応する必要があるそうです。

問題11

防衛機制のうち、思った事とは逆の素直になれない行動をしてしまうことこと

反動形成が正解です

防衛機制の例としては、以下のものが挙げられます。

  • ・置き換え……欲求をより達成しやすいことに置き換えること
  • ・昇華……欲求不満をより社会的に評価される活動に打ち込んで発散すること
  • ・退行……赤ちゃん返りをすること
  • ・投射……自分の中にある認めることの出来ない感情を他者のものとみなすこと
  • ・反動形成……思った事とは逆の素直になれない行動をしてしまうことこと
  • ・抑圧……欲求を思い出さないように、深く無意識にとどめること