thumbnail 一問一答の一歩

問題1

市街地、優先的に市街化を図る場所をまとめて何と呼ぶか

市街化区域が正解です

都市計画区域は区域区分という分類方法で、ざっくりと以下の3つに分けられています。

  • ・市街化区域……市街地、又は優先的に市街化を図る場所
  • ・市街化調整区域……市街化を抑制する場所のこと
  • ・非線引き区域……市街化区域でも市街化調整区域でもない場所
また、選択肢の一つである特別用途地区は商業区域や工業区域などの場所とどのように使うかをざっくりと定めたもの(用途地域)をさらに細かくまちづくりのルールを定めたものです。

問題2

市街化を抑制する場所は何か

市街化調整区域が正解です

都市計画区域は区域区分という分類方法で、ざっくりと以下の3つに分けられています。

また、他の選択肢である特定用途制限区域は用途地域外に定めるまちづくりの制限をすることです。
また、注視区域は国土利用法において事前届け出が必要となる、土地の値上がりが激しく、注視する必要のある場所です。

問題3

用途地域の指定を補完する場所

特別用途地区が正解です

特別用途地区は商業区域や工業区域などの場所とどのように使うかをざっくりと定めたもの(用途地域)をさらに細かくまちづくりのルールを定めたものです。
特定用途制限区域は用途地域外に定めるまちづくりの制限、市街化調整区域は市街化することを控えるべき場所のことです。

問題4

第1種特定工作物の内容はどれか

周辺環境の悪化をもたらすが正解です

第1種特定工作物の内容は周辺環境の悪化をもたらすもの(コンクリートプラントなど)です。

問題5

第2種特定工作物の内容として当てはまっているものどれか

広いゴルフコースが正解です

第2種特定工作物に当てはまるものは以下のとおりです。

  • ・ゴルフコース
  • ・広い野球場
  • ・墓地

問題6

事前届出が必要な土地に当てはまらないものはどれか

市街化調整区域が正解です

事前届出が必要な土地は以下の2つです。

  • ・注視区域
  • ・監視区域
注視区域及び監視区域は地価の値上がりが激しい場所であり、都市計画の観点ではは注意して観察する必要がある場所であることから注視区域及び監視区域と呼ばれています。
なお、注視区域、監視区域の違いについては値上がりの程度、頻度の違いです。
市街化調整区域は市街化することを防ぐべき場所のことです

問題7

道路に採光するための高さ制限

道路斜線制限が正解です

斜線制限には以下の3つがあります。

  • ・道路斜線制限……道路に採光するための高さ制限
  • ・隣地斜線制限……隣地との関係で上方の空間を確保するための高さ制限
  • ・北側斜線制限……北側の隣地の日当たりを確保するための高さ制限
町として、道路に日光が当たるかは都市の環境に与える影響が大きいので道路斜線制限があります。

問題8

隣地との関係で上方の空間を確保するための高さ制限

隣地斜線制限が正解です

斜線制限は、以下の3つがあります。

  • ・道路斜線制限……道路に採光するための高さ制限
  • ・隣地斜線制限……隣地との関係で上方の空間を確保するための高さ制限
  • ・北側斜線制限……北側の隣地の日当たりを確保するための高さ制限
生活空間において、全く青空が見えない状態では圧迫感が強くなるため、空が見えるようにある隣地斜線制限によって高さの上限が決められています。

問題9

北側の隣地の日当たりを確保するための高さ制限

北側斜線制限が正解です

斜線制限には以下の3つがあります。

  • ・道路斜線制限……道路に採光するための高さ制限
  • ・隣地斜線制限……隣地との関係で上方の空間を確保するための高さ制限
  • ・北側斜線制限……北側の隣地の日当たりを確保するための高さ制限
住む家のうち一番日光がよく当たる部分は南側であるので主に人が住んでいる住宅地では北側の家により強く配慮する必要があることから隣地斜線制限よりも厳しい制限が設けられています。

問題10

換地の前後の土地の環境は照応していないといけないこと

換地照応の原則が正解です

照応とは、前のものと後にあるものが対応していることを指します。
土地区画整理においては元々使用していた土地とあとからあてがわれた換地の価値はほぼ同じでないといけないです。
また、もう一つの選択肢である現状回復義務は民法上の契約が終了したときに、契約開始前の状況に戻すことです。

問題11

土地区画整理事業を施工する地区

施工地区が正解です

両方とも同じような意味を持つ漢字が使用されていますが、お互いに使用している法律が以下のように異なっています。

  • ・施工区域……都市計画法
  • ・施工地区……土地区画整理法

問題12

都市計画法に基づき、土地区画整理事業について定められた区域

施工区域が正解です

両方とも同じような意味を持つ漢字が使用されていますが、お互いに使用している法律が以下のように異なっています。

  • ・施工区域……都市計画法
  • ・施工地区……土地区画整理法

問題13

災害の恐れが大きい市街地で宅地造成の規制が必要な地域

宅地造成規制区域が正解です

宅地造成規制区域は災害の恐れが大きい場所とされているので、宅地造成規制区域と宅地造成防災区域では宅地造成規制区域の方が高いといわれています。
宅地造成防災区域は宅地造成規制区域ほど危険なわけではないけれども安全というわけでもないから一応わけておくといったニュアンスです。

問題14

宅地造成区域外で斜面の傾きが20度以上、又は高さ5m以上のものは何と呼ばれるか

宅地造成防災区域が正解です

宅地造成防災区域は宅地造成規制区域ほど危険なわけではないけれども安全というわけでもないから一応わけておくといったニュアンスです。
また、宅地造成防災区域に当てはまる条件は以下のいずれかです。

  • ・斜面の傾きが20度以上
  • ・高さ5m以上
しかし、これらの条件はあくまで原則であり、この二つのいずれかの条件の満たしていないと宅地造成防災区域になれないわけではないので注意しましょう。

問題15

市街化区域と市街化調整区域を分類する区分

区域区分が正解です

市街化区域と市街化調整区域を分類する区分は区域区分と呼ばれています。
ちなみに、用途地域はもう少し細かい分類で、場所を住宅街にするか、商業地域にするか、工業地域にするかをざつくりと定めたものであり、主に市街化を図る場所(市街化区域)に定められます。