問題1
広告に使う写真で景表法に違反しない範囲はどこまでか。ただし、特段の事情は一切ないものとする
取引物のみが正解です
広告に使う写真で景表法に違反しない範囲は原則取引物の写真です。なお、例外として他建物の外部、内部写真をつかえる状況はあります。
問題2
比較広告の原則において比較できない事項として当てはまるのはどれか
両方比較不可が正解です
景表法において以下の2つのことに関しては比較することができません。
- ・実証してない事項
- ・実証出来ない事項
問題3
住宅価格の表示で個別の価格を表示できないときに代わりに表示する必要のないものはどれか
平均価格が正解です
住宅価格において、表示する必要があるものは以下の通りです。
- 〇原則……個別の価格
- 〇例外としての表示できるもの
- ・最高価格
- ・最低価格
- ・最頻値価格
- ・最頻値価格の度数
問題4
二重価格表示の禁止事項に当てはまらないものはどれか
価格の根拠が記載されていないが正解です
二重価格表示の禁止事項は以下の2つです。
- ・事実に相違した価格
- ・有利と誤認する可能性がある。
問題5
景表法上表示をする必要のない特殊工作物はどれか
低圧地中電線が正解です
景表法で表示をしないといけない特殊工作物は以下の3つです。
- ・古い家……見た目だけでは築年数は分からない上に、古い家は危ないから
- ・高圧地中電線……目に見えないかんでんの危険があるため
- ・工事中断
問題6
景表法上表示が必要のない特殊な土地はどれか
低地が正解です
景表法で表示が必要な特殊な土地は以下の3つです。
- ・私道負担
- ・傾斜地
- ・特異な地形
問題7
景表法で法令の規制に関する表示が必要のないものはどれか
市街化区域が正解です
景表法で法令の規制に関する表示は以下の4つです。
- ・納戸
- ・市街化調整区域
- ・道路予定地
- ・接道義務
問題8
施設の近くと名乗ることの出来る物件の距離制限は何の距離で300m以内か
直線距離が正解です
広告で使用することのできる距離は以下のように分けられています。
- ・直線距離……施設の近くと名乗ることの出来る距離
- ・道路距離……広告での距離の表示をする場合
問題9
不動産における景品の最高額(懸賞でない)は取引価格の何倍までか
1/10倍が正解です
不動産における景品の最高額(懸賞でない)は取引価格の1/10倍、100万円の低い方です。
なお、取引価格の20倍は懸賞の場合です。
懸賞の場合とそうでない場合がややこしいと思う場合は、懸賞でない方は取引価格の20倍の景品を顧客全員に配ってしまうと会社は黒字を出すことができないと考えれば区別しやすくなります。
問題10
不動産における景品の最高額(懸賞の場合)は取引価格の何倍までか
20倍が正解です
不動産における景品の最高額(懸賞の場合)は取引価格の20倍、10万円の低い方です。
商品価格の1/10倍は懸賞でない場合の基準です。
問題11
不動産における景品の最高額(懸賞の場合)の判断基準の一つとして適切なものはどれか
100万円が正解です
不動産における景品の最高額(懸賞の場合)は以下の2つの価格のうちの低い方が当てはまります。
- ・取引価格の20倍
- ・10万円
問題12
不動産における景品の最高額(懸賞でない場合)の判断基準の一つとして適切なものはどれか
100万円が正解です
不動産における景品の最高額(懸賞でない場合)は以下の2つの価格のうちの低い方となります。
- ・取引価格の1/10
- ・100万円
問題13
広告での距離の表示に使用する距離
道路距離が正解です
景表法は「表示による顧客の誘引を防止するため(景表法1条)」つまり、有利な取引であると誤解を招く表示を避けることを目的にしています。
道路距離よりも、直線距離の方が短いため、目的地へ実際に歩く時間よりも短く済むとの誤解を与えることを避けるため、直線距離ではなく道理距離を用いています。
なお、直線距離を用いるのは、施設の近くと名乗ることの出来る物件の距離制限です。
問題14
広告に書く距離の基準は1分あたり何mか
80mが正解です
問題15
広告で書く距離が1分未満になる時の表記
切り上げて表記が正解です
景表法が、買い手に実際よりも、有利であると誤認することを防ぐための法律なので、誤認を防ぐために、常に切り上げて表記されます。
問題16
新たに設立される予定の交通機関の表示は今あるものに変えて表示することはできるか
できないが正解です
新たに設立される予定の交通機関の表示は根拠あれば書けるが、今あるものに替えることはできないです。
問題17
住宅価格の表示が最高、最低価格のみでよい条件
パンフレットでないが正解です
問題18
マンションの傾斜地の表示
不要が正解です
問題19
値下げをしたときに2重価格表記をできる時期は値下げ後何ヶ月か
6ヶ月が正解です
景表法では、原則二重価格表示をすることはできませんが、例外的に以下の状況の場合は一時的に二重価格表示をすることができます。
- ・3ヶ月間……価格の比較として二重価格表示ができる。
- ・値下げ後6ヶ月間……値下げ前価格との二重価格表記ができる。
問題20
価格の比較として2重価格表記をできる時期
3ヶ月が正解です
景表法では、原則二重価格表示をすることはできませんが、例外的に以下の状況の場合は一時的に二重価格表示をすることができます。
- ・3ヶ月間……価格の比較として二重価格表示ができる。
- ・値下げ後6ヶ月間……値下げ前価格との二重価格表記ができる。
問題21
登記簿上の価格と現況が異なる場合の広告表示
必ず両方表示が正解です
登記簿上の地目のみの誤った選択肢のパターンは出てくることがあります。
また、登記簿上の地目に関係なく現況の地目のみで評価するのは農地法における農地であるかの判断基準に用いられる考え方であるので合わせておさえましょう。
問題22
景表法上使用できる取引態様の表示として不適切なものはどれか
直販が正解です
景表法上使用できる取引態様の表示は以下の4つのみで,これ以外の表記を使用することはできません。
- ・売主
- ・貸主
- ・代理
- ・媒介