thumbnail 一問一答の一歩

問題1

著作物を広げる立場にある人

著作隣接者が正解です

著作隣接権のイメージは本の作者に対する編集者や出版社のようなものとかんがえるとイメージしやすいです。
また、著作隣接者は著作者隣接県という権利を持っています。

問題2

著作権のうち、著作者人格権にふくまれないものはどれか?

財産権が正解です

著作者の持つ権利は著作者人格権と財産権の二つがあり、さらに著作者人格権は以下の3つに分かれています。

  • ・公表権
  • ・指名表示権
  • ・同一性保持権

問題3

著作物のライセンスの表示を行っている組織

クリエイティブ・コモンズが正解です

criative(クリエイティブ)は「創造的な」、commons(コモンズ)は「共通の」という意味をそれぞれ持っています。
創造的な活動を行う人に対して自分の作品の取り扱いをどのようにしてほしいかの意思表示をマークとして表すことで共通化する活動を行っている組織です。

問題4

著作者の許諾なしに自由に利用できる状態のもの

パブリックドメインが正解です

Public(パブリック)は「公共の」、domain(ドメイン)は「領域」という意味をそれぞれ示しています。
それぞれの単語を当てはめると「公共の領域」ということになり、いわゆるみんなのものという扱いにあります。
みんなのものとして扱われるので、特に誰かが独占したりせずに自由につかうことができます。

問題5

無保証ソフトウェアの総称

BerkeleySoftwareが正解です

BerkeleySoftwareはopen sorce softwearの中で、特に無保証のソフトのことを指します。
また、コピーレフトに関する用語の一つとして、Berkeley Software Discriptionの頭文字を取ってBSDという形で出題されることもあります。
オ-プンソフトの形態としてBSDに似た用語にGPLとMPLがあるので補足を入れておくと、GPL,MPLは自分が作成したソ-スコ-ドの公開や再頒布の自由を認めなければならないのに対してBSDは必ずしもそれらが必要ありません。

問題6

コピーレフトでコピー容認の幅が強い考え方はどれか

GPLが正解です

コピーレフトでコピー容認幅が強い順番にGPL.LGPL,MPL,BSDとなっています。
それぞれ選択肢に出てきた略語の正式名称を挙げると以下のようになります

  • ・GPL:General Pablic License
  • ・MPL:Mozila Pablic License
  • ・BSD:Berkeley Software Discription
  • GPLとMPLの違いがややこしいので補足しておくと、GPLは二次創作に関する取り扱いが異なっており、GPLは二時創作に関してもオリジナルと同様に再頒布自由にしなければならないのに対して、MPLは二次創作者が自由に決定できます。

問題7

個人情報保護法の対象となる条件

生存者のみが正解です

なお、個人情報は重大なものであるので、個人情報を取扱う企業は継続・発展、社会的信用の獲得のために厳重な管理が求められています。

問題8

個人情報のうち。氏名、住所、生年月日、性別の情報は何と呼ばれているか

基本4情報が正解です

選択肢の内容をそれぞれ列挙すると以下の通りです。
〇基本4情報

  • ・氏名
  • ・住所
  • ・生年月日
  • ・性別

〇要配慮個人情報
  • ・人種
  • ・信条
  • ・社会的身分
  • ・病歴
  • ・犯罪歴
基本4情報は個人を識別するのに必要な情報であるのに対して、要配慮個人情報は差別につながりうる情報となっています。
なお、個人関連情報は個人に関係する情報のうち、単体では個人を識別することが出来ないもののことをいいます。

問題9

利用者がサービス中止を伝えるまでサービスを提供し続ける契約方式

オプトアウトが正解です

opt(オプト)はoption(オプション)の語源になっている言葉でもあり、「選択する」という意味を持ちます。
また、out(アウト)は「外」という意味があるので、利用者の選択によってはじめてサービスの提供対象の外になる形式であるため、オプトアウトと呼ばれています。

問題10

ソフトの開発費を通常より安くする代わりに収益を分け合う方式

レベニューシェアが正解です

Revenue(レベニュー)は「定期的な収入」、Share(シェア)は「共有する」という意味をそれぞれ持つ英単語です。
定期的に入る収入、費用は所持金に与える影響は大きいとされています。
レベニューシェアの方式にするか否かは今この場でまとまったお金が欲しいかどうか。最終的にどちらの方が金銭的評価は大きいかなどで決定されます。
また、サブスクリプトはソフトウェアの使用権を借り、利用期間に応じて料金が発生することです。

問題11

多段階契約の目的として適切なものはどれか

状況変更時に再度見積もるためが正解です

多段階契約は継続的な作業をする契約で区切りのいいところまでを一つの契約として、作業の続きは別な契約で結び直すものです。
ニーズの違いに対応するためにおこなわれるものはデュアルライセンスです。デュアルライセンスは一つの製品に無料版とPRO版をつけるといった、複数のニーズの違いに対応できるようになっています。

問題12

パッケージを破ることが契約における承諾に関する意思表示とみなされるものは何と呼ばれるか

シュリンクラップ契約が正解です

(諾成)契約は契約条件を聞いたうえで、承諾の意思表示をすることで成立します。意思表示は大抵は書面、又は口頭で伝えることがおおいのですが、明示的に承諾することが分かる行動をとればよいので、封を開けることで承諾の表示とすることもできます。
心裡留保は法律用語の一つで、最初から守るつもりのない約束を結ぶことです。(例10円玉をあげるという約束をして、お金を渡すのではなく、十円玉をもった手を上げる)また、
契約の解除、つまりなかったことにするには今の状態では約束した目的をどうあがいても達成できないことが不可欠であるため、パッケージや契約書を破いても解除の意思表示と推定されることはありません。

問題13

EUが作成した特定有害製品の使用制限に関する規則は何規則と呼ばれているか

ROHSが正解です

ROHSはRestriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipmentの略称です。
なお、PSEは承認を経た特定電気用品に使用するマークで、コンセントや電化製品などをよく見てみるとひし形か丸の中にあるPSEと書かれているもの。