問題1
内部スキ-マ設計の例に当てはまらないものはどれか
表の正規化が正解です
Schema(スキ-マ)とは「図式、図解」という意味を表す英単語です。
内部スキ-マはデータをどのような形式で格納するかを定めたものであるので、ファイル構成に関するファイル整理、インデックス作成の二つがデータベースに当てはまります。表の正規化は概念スキ-マ設計の例です。
問題2
概念スキ-マ設計の例に当てはまらないものはどれか
インデックス作成が正解です
概念スキ-マは業務内容,データの中身を記載したものであるので、概念スキ-マ設計は1ファイルの中身のデータがどうなっているかを分かりやすくしているもの、つまり表の正規化、ER図の作成の二つです。インデックス作成は内部スキーマ設計の例です。
なおスキーマ設計にミスが起ると、機械処理をする際に参照するデータが噛み合わなくなってデータの修理をする。なんてことになります。
問題3
表の正規化のメリットに当てはまらないものは
表の可読性が上がるが正解です
表の正規化をすることで、重複更新を避けられるようになるため、更新しやすくなります。
エクセルを用いて表から正規化したデータベースを作成しようとした場合、結合してあるセルの結合は解除して、もとから結合してあった範囲のセルに全て同じ値を入れ直さないといけなくなるので、必ずしも人間が一目みたときの表の可読性が上がるとは限りません。(機械にとっては見やすい情報になっているので、検索性能は上がっています。)
問題4
主キ-の一部の値が決定すれば、自動的に表中の値が決まる関係
部分関数従属が正解です
完全関数従属性は主キ-の全ての値が決定して初めて、自動的に表中が決定する関係です。推移的関数従属は主キ-出ない部分の列の値が決定すると、自動的に別の列の値も決定する関係です。
問題5
主キ-の全ての値が決定して初めて、自動的に表中が決定する関係
完全関数従属性が正解です
部分関数従属は主キ-の一部の値が決定すれば、自動的に表中の値が決まる関係、推移的関数従属は主キ-出ない部分の列の値が決定すると、自動的に別の列の値も決定する関係です。
問題6
主キ-出ない部分の列の値が決定すると、自動的に別の列の値も決定する関係
推移的関数従属が正解です
完全関数従属性は主キ-の全ての値が決定して初めて、自動的に表中が決定する関係、部分関数従属は主キ-の一部の値が決定すれば、自動的に表中の値が決まる関係です
問題7
第一次正規形の条件
繰り返し属性が存在しないが正解です
デ-タベ-スの取扱において正規化されているとは機械が複数あるデ-タから欲しいデ-タを検索出来るようなデ-タの形に整えることを言います。
最低限検索出来れば(第一)正規化されているとはいえますが、より機械が効率よく検索しやすいデ-タの形にするごとに第二正規化、第三正規化と呼ばれています。
繰り返し属性というとかなりイメージしにくいですが、セルの結合によって各列のセルの大きさがバラバラになっている表の状態と考えるとまだイメージしやすいです。
(例,1列目の行の名前は2行をひとまとめに結合しているけど、2行目に入る数字セルの結合がされていない状態)
なお、他の選択肢は第二正規化以降の効率よく検索するための基準です。
問題8
第二次正規形の条件
主キ-に関数従属する属性が存在しないが正解です
正規化とはパソコンがデ-タの検索を出来る状態にすることことを指します。
第二次正規系以降は数字が上がるに連れて、検索効率が良くなっていきます。デ-タは主キ-と呼ばれるセルの値を用いて検索を行い、主キ-に設定する列が少ない方が該当するデ-タを探しやすくなります。
「主キ-に関数従属する属性」とは要は無駄な主キ-のことを指しており意味のない列を主キ-に設定しないことが第二次正規系の条件とされています。
問題9
第三次正規形の条件はどれか
主キ-からの推移的関数従属がないが正解です
各選択肢の意味を翻訳すると以下の通りです。
- 繰り返し属性が存在しない=デ-タのファイルを揃える
- 主キ-からの推移的関数従属がない=少ない列で行を識別できるようにする
- 主キ-からの推移的関数従属がない=表を作るときに意味もなく列を多くしない。列が多くなりそうなら複数の表に分割する。
まず、デ-タの大きさがバラバラだったらそもそも検索出来ないので「繰り返し属性が存在しない」は(第一次)正規的であるかの条件と予想できます。
残りの二つがややこしいですが、「一つの表を見やすくする」を行ってから「表を分割する」を行う方がデ-タを整理しやすいため、「表を分割する」に該当する「主キ-からの推移的関数従属がない」が第三次正規化にあたると私は理解しています。
問題10
主キ-の候補となりうるキ-
候補キーが正解です
Key(キ-)は「鍵」という意味を示す英単語で、デ-タベ-スの表では特殊な列のことを表しています。
その中でも主キ-は行を識別するために使用する列のことです。しかし、主キ-となりうるものは必ず1つとは限りません
例:クラスの名簿では、出席番号でも、名前でも誰のことを言っているのか識別できる。
そのため、例のような場合では、どちらか一つを主キ-に定めて運用されることが多いので、二つが主キ-の候補であることから候補キーと呼ばれています。
また、もうひとつの選択肢の外部キーは他の表を参照するために設定される属性です。