thumbnail 一問一答の一歩

問題1

第1類の消防設備

スプリンクラーが正解です

splinkle(スプリンクル)には「振りかける」という意味を持っている英単語であり、それが転じて「(水を)振りかけるもの」となったものがSplinkler(スプリンクラー)と呼ばれており、火災を検知したら自動で水をフロアじゅうに撒き散らすことで、消火を行う仕組みです。
また、消防設備の分類の一覧については以下の通りです。

  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題2

第2類の消防設備

泡消火設備が正解です

泡の中には気体も含まれているため、空気より軽く、また水よりも粘性が強くその場に留まりやすい性質があります。
そのため、中の気体に酸素を入れないことで燃焼に必要な酸素を遮断した上で冷却できるので、状況次第では泡を用いた消火設備の方が効果的な場合もあります。
また、消防設備の分類の一覧は以下の通りです。

  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題3

第3類の消防設備

不活性ガス消火設備が正解です

不活性ガス消火設備は主に二酸化炭素のような燃焼に使えないガスの割合を大きくすることで、燃焼に必要な酸素が足りない状態を引き起こす消火方法です。 この方法には水や泡を用いないことから以下の特徴があります。

  • メリット:消火による建物への影響が小さい
  • デメリット:CO2のため、人体への危険性が大きい

また、消防設備の分類の一覧は以下の通りです。
  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題4

第4類の消防設備

火災報知器が正解です

第4類の消火設備は第3類までの直接消火をするための設備とは異なっており、炎があがった場合にそれを検知して、建物内にいる人に警報を発する装置のことを指します。
イメージしやすい事例としては、消防点検でために警報を鳴らす点検を行ったりしているのですが、これは第4類の消火設備の点検を行っています。
また、消防設備の分類は以下の通りです。

  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題5

第5類の消防設備

避難はしごが正解です

第5類の消防設備を第4類と似たような働きを持っており、こちらは緊急の避難経路を確保するための設備です。
例としては、下に抜けるためのハッチや、下に安全に降りるための避難はしごなどがあげられます。
また、消防設備の分類の一覧について載せると以下の通りです。

  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題6

第6類の消防設備

消火器が正解です

消火器は、至る所に備え付けられており、炎が天井に達するまでの初期消火を誰でも行えるようにした道具です。
また、仕組みとしては、消火剤を吹き付けて炎を包み込むことで、燃焼の化学反応を起こさないようにする仕組みなのです。
そして、消火器は小型であるがゆえに天井に達してしまうと消火器での消火は困難になります。
また、消防設備の分類の一覧は以下の通りです。

  • ・第一類……スプリンクラー
  • ・第二類……泡消火設備
  • ・第三類……不活性ガス消火設備
  • ・第四類……火災報知器
  • ・第五類……避難はしご
  • ・第六類……消火器
  • ・第七類……漏電火災警報器

問題7

第7類の消防設備

漏電火災警報器が正解です

漏電火災報知器は火災の原因となる漏電が発生したら火災が発生する前に関係者に知らせて原因の解明や安全確保を促すための警報をならします。
また、警報を鳴らすという点では第4類の火災報知器とややこしいですが、警報のタイミングや目的に以下の違いがあります。

  • ○警報のタイミング
    • ・第四類(火災報知器)……火が発生した後
    • ・第七類(漏電火災警報器)……火が発生する前
  • ○警報の目的
    • ・第四類(火災報知器)……一般の人に対して避難を促す
    • ・第七類(漏電火災報知器)……関係者に火災の予防を促す

問題8

甲種消防設備士のみがおこなえること

設置工事が正解です

消防設備は種類も沢山あり、なおかつ仕組みが複雑であることから、消防設備の管理に関しては有資格者である消防設備士が行うように決められています。 なお、具体的にできることについては以下のように定められています。

  • ・甲種:設置工事、点検
  • ・乙種:点検のみ
甲種限定の製図の試験問題では、どの消防設備をどこに、どのように設置すると適切な設置になるかを聞かれており、それが設置工事をしても大丈夫であるかを試しているので、甲種のみが設置工事をすることができます。
また、選択肢の一つである消防計画に関しては、消防設備には直接関係しないため、作成するのは消防設備士ではなく、防火管理者です。

問題9

防火管理者の業務として不適切なものはどれか

消防設備の点検が正解です

防火管理者は担当した建物のスペシャリストとして、建物について火災が発生した後に被害を最小限にするために必要なことを把握して、その情報の管理を行っており、具体的な業務は以下の通りです。

  • ・消防計画作成
  • ・避難訓練
また、もう一つの選択肢である消防設備の設置工事については、設置をするために必要な手続きは行いますが、設置工事は専門的な工事の内容であることから建物のスペシャリストである防火管理者の仕事ではなく、工事のスペシャリストである甲種消防設備士のみができる仕事であるので不適切です。