thumbnail 一問一答の一歩

問題1

文部科学省によると、高校の情報Ⅱや職場でのOJTのような複数人で開発や運用の作業をしながら教える時の工夫として何が大事としているか?

相手や場所に合わせた教材化が正解です

本単元の内容が直接情報処理技術者試験にはでては来ませんが、社内での研修で有用であると考えているので出題しています。
文部科学省は高等学校の情報Ⅱでしか言っていませんが、実習の多い情報Ⅱは実際の仕事をしながら学習するOJTとの共通点が多いので社内研修でもこの考え方を応用できるように思えます。
どちらも実際の開発や運用の業務の内容を元に教えていくことになるので業務内容や相手の理解度に合わせながら教材化して行くことに工夫がいると文部科学省は言っています。

問題2

情報教育において学習指導要領が出る前に文部科学省が出した文書のうち、より後の方はどちらか?

体系的な情報教育の実施に向けてが正解です

情報教育において学習指導要領が出る前に文部科学省が出した文書は下記の通りです。

  • ・1991年:情報教育の手引き
  • ・1996年:体系的な情報教育の実施に向けて

問題3

文部科学省が提唱した情報教育の目標の3観点に含まれないものはどれか?

情報の実務的な理解が正解です

本内容は情報処理技術者試験には出ませんが、社内での研修においても文部科学省が提唱した下記の情報教育の目標の3観点は有用です。

  • ・情報の科学的な理解……業務ツ一ルの持つ特徴の体系的な理解
  • ・情報活用の実践力……業務に使うアプリやシステムを適切に使えること
  • ・情報社会に参画しようとする態度……情報機器を適切に使用できること
業務で使うツ一ルの理解については、ただ業務をできるだけでも十分なのですが、類似ツールに比べると何が強くてどんな特徴持っているかを教えられると対応できる業務の幅が広くなるので「実務的」よりも「科学的」が適切となると理解しています。

問題4

文科省が提唱している情報教育の目標のうち「情報の科学的な理解」の具体例に当てはまるものはどれか?

業務アプリの特徴と合わせて使い方を伝えるが正解です

文科省が提唱している情報教育の目標のうち「情報の科学的な理解」の具体例の具体例な内容は下記の通りです。

  • ・使用アプリの特性の理解
  • ・改善するための基礎理論

問題5

文科省が提唱している情報教育の目標のうち「情報活用の実践力」の具体例に当てはまるものはどれか?

ファイルのバックアップの規則について周知するが正解です

文科省が提唱している情報教育の目標のうち「情報活用の実践力」の内容は下記の通りです。

  • ・目的に応じた手段の適切な活用……
  • ・ファイル、データの適切な取扱い……
  • ・受け手のことを考えた発信……

問題6

文科省が提唱している情報教育の目標のうち「情報社会へ参画する態度」の具体例に当てはまるものはどれか?

セキュリティ研修として、やってはいけないことを伝えるが正解です

文部科学省によると情報社会へ参画する態度は下記の3つに分類できるとしており、一般企業の教育活動の例に当てはめると下記の通りです。

  • ・情報モラルの必要性を知る……例:セキュリティ研修
  • ・情報技術の果たす役割、影響の理解
  • ・望ましい情報社会への参画

問題7

文部科学省によると2段階に分けて行われるプログラミングの学習のうち、最初の学び初めの段階で指導するべき内容に含まれないものはどれか?

開発プロセスの流れの理解が正解です

本単元の内容は情報処理技術者試験には直接出る訳ではありませんが、情報教育に有用そうなので問題として作成しました。
文部科学省によると、プログラミングの教育は2段階認証分けて行うものとされており、前半(情報Ⅰ)、後半(情報Ⅱ)の具体的な指導内容は下記の通りです。

  • ○プログラミングの学び初めの段階(情報I)
  • →プログラミングのイメージをつかむ
    • ・コンピュータシステムの仕組み、特徴
    • ・アルゴリズム表現、プログラム技術の習得
    • ・事象のモデル化
    • ・評価、改善の考え方
  • ○プログラミングのイメージが掴めた段階(情報Ⅱ)
  • →複数人で協力して業務レベルの「良い」プログラムを作れるようにする。
    • ・情報の流れや処理の仕組み
    • ・情報セキュリティを確保する方法や技術の理解
    • ・システム設計表記手法、開発プロセス、プロジェクトマネジメントについて理解する。
    • ・構成するプログラムを制作する方法について理解し、技能を身につける

問題8

文部科学省が提唱している教育内容の情報、情報技術の活用のうち、情報の学び初めの段階(情報I)における目標に含まれないものはどれか?

創造的な活用が正解です

文部科学省は情報教育において、情報や情報技術を下記のように扱えるようになることを目的にするべきとしています。

  • ・適切な活用
  • ・効果的な活用
また、情報技術についてある程度詳しくなってきた(情報Ⅱの)段階では追加で下記のことも目標に定めています。
  • ・創造的な活用

問題9

新人研修や高校教育における情報1の目標として適切なものはどれか?

情報社会に主体的に参加が正解です

情報処理技術者試験には直接出ませんが、文部科学省は高等学校における情報教育を2段階に分けており、それぞれ下記のことを目標にすると良いと提唱しています。
また、私はこの考え方はITの職場でも新人研修とOJTによる社員教育に応用することができるのかなぁとと考えています。

  • ・情報Ⅰ、新人研修の目標
  • ……情報社会に主体的に参加できるようにする
  • ・情報Ⅱ、OJTによる教育の目標
  • ……情報社会に主体的に参画し、職業人として発展に貢献できるようにする

問題10

文部科学省によると、情報教育において情報実習と理論の学習はどちらを多く取るべきとしているか?

情報実習が正解です

初めて学習をする場合に、書類を一通り読んだりこのサイトの学習などで理論を知ることや、実習として試しに手を動かしてみることの両方が考えられます。
教育において理論も実習もどちらも大事なのですが、実習は時間がそもそもかかるものの、常にアウトプットが入るので仕事で使える形として定着しやすいので実習を多めに取るべきと提唱しているのかなぁと思っています。

問題11

現在高等学校で学ぶ情報Ⅰは前身となる科目のうちどちらの科目が中心となっているか?

情報の科学が正解です

現在の高等学校で学ぶ情報Ⅰは「情報の科学」を中心に「社会と情報」を盛り込んだアップデートのような形として作成されました。