問題1
知的な資源をデ一タベ一ス化して長期保存すること
デジタルアーカイブが正解です
archive(アーカイブ)は「保存」という意味を持つ英単語です。
そのため、デジタルアーカイブは電子情報化して保存するという意味を持ちます。
問題2
知的資源の電子化によって、博物館、図書館、文書館の関係が強まっていることを何というか?
MLA連携が正解です
博物館は他の社会教育施設と協力していくと良いとされており、特に図書館との連携は博物館法3条1頂12号に列挙されるほどに大切です。
また、MLA連携のM,L,Aは3種類の社会教育施設のことを表しており、具体的には以下の通りです。
- ・Museum……博物館
- ・Library……図書館
- ・Archive……文書館
問題3
デジタルアーカイブのメリットとして不適切なものはどれか?
他館から独立するが正解です
デジタルアーカイブをすることによるメリットは以下の通りです。
- ・資料の検索性が向上する
- ・スペースの制約を超えることができる
- ・他館との連携が可能になる
問題4
収集した博物館情報の文書化すること
ドキュメンテーションが正解です
document(ドキュメント)には「文書」という意味があります。
博物館資料に関する電磁的記録を作成して、公開することも学芸員の重要な役割をもっています。(博物館法3条1頂3号)
博物館資料のデータ化の前段階の手順として必要なことであり、博物館情報をどのように取捨選択して文章に落とし込むかは学芸員の持つ重要な役割とされています。
問題5
データベース化のメリットとして不適切なものはどれか
保存情報のコンパクト化が正解です
データベース化のメリットは以下の二つです。
- ・データ更新が簡単
- ・検索が容易になる
このようにメリットとデメリットの両方があるので、なんでもデータベースすればいいともいえないため、学芸員はどこまでデジタル化するべきかを考えながらデータベース化する必要があります。
問題6
実体のある展示物を置く古典的かつ基本的な手法のことを何というか
パネル展示が正解です
博物館はコレクションを展示した上で、展示しているものの良さか価値を説明することで成り立っています。
博物館では、四六時中学芸員が全ての展示品を開設するのは時間的に困難なので、展示しているコレクションを文章で書いて伝えるパネル展示が古典的かつ基本的な手法とされています。
問題7
間に説明や実演を行う人を挟んでいる行う展示方法
デモンストレーション展示が正解です
デモンストレーション展示は、間に人間がかかわることによって、柔軟な説明ができる特徴があります。
イメージとしては、天文台では星を見せるだけでは分からないので、人が介在して解説イメージがあります。
問題8
映像を音声を組み合わせたものを用いて堅持物の解説を行う展示方法
視聴覚装置による展示が正解です
「聞く」+「見る」をあわせて「視聴覚」とされており、近年の博物館の説明では多く使用されています。
使用方法としては、長時間の映像をループ再生というものが多いイメージなのですが、使用者だ操作できる双方向性のものなども使われるようになってきています。
問題9
実勢の光景を見ているかのように背景と組み合わせた展示を行うこと
ジオラマが正解です
ジオラマとパノラマはどちらも響きが似ていてややこしいのですが、具体的な違いは以下の通りです。
- ジオラマ……実勢の光景を見ているかのように背景と組み合わせた展示
- パノラマ……360°見渡すことのできる光景
問題10
360°全て展示物で見渡せるような展示方法
パノラマが正解です
ジオラマとパノラマはどちらも響きが似ていてややこしいのですが、具体的な違いは以下の通りです。
- ジオラマ……実勢の光景を見ているかのように背景と組み合わせた展示
- パノラマ……360°見渡すことのできる光景
パノラマ展示のイメージでは、プラネタリウムが挙げられます。
問題11
実際には存在しないものを、残存する資料を基に作成したもの
復元模型が正解です
現存する資料も基に推測された実物を作成することで、文のみで描かれているよりも視覚的な効果でイメージしやすくなる効果が復元模型にはあります。
復元模型としてよく使われている例としては、絶滅してしまった恐竜の模型があげられます。
問題12
現存するものを。原材料と同じ素材、製法も用いて制作したもの
レプリカが正解です
レプリカと模造品の違いについては以下の通りです。
- ・レプリカ……形のみを再現
- ・模造品……形も素材、製法も再現したもの
問題13
一人一人のニーズに合わせた情報提供を行う動き
パーソナライズが正解です
personelパーソナル)は「個人的な」という意味を持ってます。
効率の良さの観点から全員に一律に同じ情報を与えていた従来型の教育に対して、受け手の個人個人とって効率がいいように情報をカスタマイズすることからパーソナライズと呼ばれています。
パーソナライズによってやや教育的な効率は下がりますが、個人ごとの満足度はたかくなりやすいです。