thumbnail 一問一答の一歩

問題1

y=logex これは何関数よ呼ばれるものか

対数関数が正解です

各選択肢について表すと以下の通りです。

  • ・三角関数……y=sinx y=cosx y=tanxの総称
  • ・指数関数……y=ax
  • ・対数関数……y=logex
また、対数関数は下記リンクのように音の大きさの尺度、化学のPHのように本来大きな数を扱いやすくするために使用されることが多いです。

問題2

指数の0乗、例えばa0の値として正しいのはどれか

1が正解です

累乗の定義は「1に対して同じ数字を複数回かけた数字」とされています。
そのため、0乗は1に対して特に何もかけていないのでそのまま1となります。

問題3

指数の負の数乗、例えばe-2の値として正しいのはどれか

1e2が正解です

指数の負の数乗と分数乗はこんがらかりやすいのですが、これに関しては以下のようになることを覚えてしまいましょう。

  • 負の数乗……分数にする
  • 分数乗……累乗根にする
負の数乗が分数になる理屈としては指数法則を考えると分かりやすく、右辺に指数法則にのっとったものを記載すると以下のようになります。
  • e2×e-2=e2-2
  • e2×e-2=e0
  • e2×e-2=1
  • 以上の等式を満たすには×e-2はe2の逆数である必要があるといえます。

    問題4

    指数の分数乗,つまりa1/2を求めるには何を求めれば良いか

    累乗根が正解です

    a1/2について、指数法則により以下の等式が成り立つことが予想できるはずです。

    • (a1/2)2=a
      • つまり、a1/2は2乗したらaになる数であるといえるため、aを分数乗すると、aの累乗根になります。

    問題5

    対数の定義としてlog(真数)は何を示した数字か

    底をlog(真数)乗すると(真数)になるが正解です

    対数記号の定期はどうしても関係性がつかみにくいので、分かりやすい具体例で考えるといいでしょう。
    参考までに、私は以下の例でよく考えています。

    • log28=3であり、23=8である。

    また、対数は英語でlogarithmと言われることからその一部を表記してlogが使用されています。

    問題6

    対数のうち、底がネイピア数e≒2.7で表される関数の名称はどちらか

    自然対数が正解です

    常用対数の対数が10であることから常用対数ではないと理解して正解すればそれでいいです。
    なお、底がネイピア数の対数は微分において結果が分数になるため重要に役割を果たします。

    問題7

    対数の和としてlogea+logebはどのように表されるか

    loaeabが正解です

    対数の和は、整数同士になるものをイメージするとわかりやすいです。

    • log24+log28
    • =2+3
    • =5=log232
    • =log24×8

    問題8

    対数の差としてlogea-logebはどのように表されるか

    loge(a/b)が正解です

    対数の和は、整数同士になるものをイメージするとわかりやすいです。

    log28-log24

    =3+2

    =1

    =log22

    =log284

    問題9

    logeabと同じ値になるものはどれか

    blogeaが正解です

    対数の累乗は、整数同士になるものをイメージするとわかりやすいです。

    • log243
    • =log264
    • =6
    • =2×3
    • =3×log24

    問題10

    logabに底の変換公式を用いた結果として正しいものはどれか?

    logeb/logeaが正解です

    底の変換公式に関しては、分数表記した場合に元々下にあったやつはそのまま下であると覚えるといいでしょう。
    使う状況は少ないですが、常用対数や自然対数に直して計算すると都合のいいときに使用されます。

    問題11

    指数関数y=axが必ず通る点として適切なものはどれか。ただし、0<aと仮定する

    (0.1)が正解です

    指数の定義が1に対して同じ数字を何回かけたものであるかを示しているので、0<aの場合にはx=0のときは以下のようになります。

    • a0=1
    そのため、0<aの場合には(0.1)を通ります。

    問題12

    指数関数の値域として適切なものはどれか。ただし、関数はy=ax(ただし0<a)とする

    0<yが正解です

    指数関数において、aの値をいくら小さくしても分数になるだけであり、負の数にすることはできないので、oよりも大きいと言えます。