thumbnail 一問一答の一歩

問題1

足し算ベースでの式の記載の仕方

展開形が正解です

多頂式の表し方は大きく以下の2つに分けられます。

  • ・展開形……足し算ベ-スの表現
    • 例:x2+3x+2
  • ・因数分解形……かけ算べ-スの表記
    • 例:(x+1)(x+2)

問題2

掛け算ベースでの式の記載の仕方

因数分解形が正解です

多頂式の表し方は大きく以下の2つに分けられます。

  • ・展開形……足し算ベ-スの表現
    • 例:x2+3x+2
  • ・因数分解形……かけ算べ-スの表記
    • 例:(x+1)(x+2)
そして、因数分解系はいずれか一つのカッコの中が0となれば0になる性質から以下のものに使用されることが大きいです。
  • ・二次方程式
  • ・等式、不等式の証明

問題3

多項式において次数(累乗の右上の数字のこと)が大きい順番に記載すること

降べきの順が正解です

1に同じ数を何回かけたかを示すものはべき乗(累乗)と呼ばれています。
次数の数字が大きいものから小さい数字にあたかも降りているように見えることから降べき順と呼ばれています。
数式を書く時の順番には一般的に降べきの順で記載されることが多く、昇べきの順が使われることは滅多にありません。

問題4

a×(b+c)=(a×b)+(a×c)の関係が成り立つことを何法則というか

分配法則が正解です

計算の法則については実際に数字を当てはめると分かりやすく、2つの方法に実際に数字を入れてみると以下のようになります。

  • 2×(3+5)=2×8=16
  • (2×3)+(2×5)=6+10=16

また、分配法則を応用した考え方から数字上重要な概念である「展開」と「因数分解」は分配法則をさらに発展させたものであるので、名前は覚えずとも、分配法則の式変形はできるようにしておきましょう。

問題5

(a+b)2の展開公式として正しいものはどれか?

a2+2ab+b2が正解です

二乗の展開公式は以下のように分配法則で考えるとわかりやすいです。

  • (a+b)2=(a+b)(a+b)
  • =a(a+b)+b(a+b)
  • =a2+ab+ba+b2
  • =a2+2ab+b2
また、展開においては分配法則から導出出来ればいいのですが、逆の演算である因数分解については知っていないと対処のしようがないのでどこかのタイミングでは覚えましょう。

問題6

(a+b)nの展開公式における各項の係数を示したものとして不適切なものはどれか

たすきがけが正解です

(a+b)nの各項の係数を示したものは以下の二つがあります。

  • ・パスカルの三角形
  • ・二項定理
なお、たすきがけは(a+b)2の展開公式を導出するのに重宝するしますが、3乗や4乗の展開公式には一般的には使用されません

問題7

a2-b2を因数分解するとどのようになるか?

(a+b)(a-b)が正解です

因数分解は知っていないと対処のしようがないのですが。理屈は分配法則から来ています。

  • =(a+b)(a-b)
  • =a(a-b)+b(a-b)
  • =a2-ab+ba-b2
  • =a2-b2
また、参考までに(a-b)2を展開すると以下のようになります。
  • =(a-b)2
  • =a(a-b)-b(a-b)
  • =a2-ab-ba+b2
  • =a2-2ab-b2

問題8

a2+b2を因数分解したときに因数に含まれるのはどれか

a+bが正解です

3次式の展開公式、因数分解の公式は以下の通りです。

  • a3+b3=(a+b)(a2–ab+b2)
  • a3-b3=(a-b)(a2+ab+b2)
  • a3+3a2b+3ab2+b3=(a+b)3
  • a3–3a2b+3ab2–b3=(a−b)3
因数分解に関しては覚えていないと対応しにくく、以下の式の導出にも必須なので、大変でも覚えておきましょう。 a3+b3+c3–3abc=(a+b+c)(a2+b2+c2–ab–bc–ca)

問題9

a2+b2を因数分解したときに因数に含まれるのはどれか

a2–ab+b2が正解です

3次式の展開公式、因数分解の公式は以下の通りです。

  • a3+b3=(a+b)(a2–ab+b2)
  • a3-b3=(a-b)(a2+ab+b2)
  • a3+3a2b+3ab2+b3=(a+b)3
  • a3–3a2b+3ab2–b3=(a−b)3
因数分解に関しては覚えていないと対応しにくく、以下の式の導出にも必須なので、大変でも覚えておきましょう。 a3+b3+c3–3abc=(a+b+c)(a2+b2+c2–ab–bc–ca)

問題10

(a+b)3の展開におけるa2bの係数として正しいものはどれか

3が正解です

3次式の展開公式、因数分解の公式は以下の通りです。

  • a3+b3=(a+b)(a2–ab+b2)
  • a3-b3=(a-b)(a2+ab+b2)
  • a3+3a2b+3ab2+b3=(a+b)3
  • a3–3a2b+3ab2–b3=(a−b)3
因数分解に関しては覚えていないと対応しにくく、以下の式の導出にも必須なので、大変でも覚えておきましょう。 a3+b3+c3–3abc=(a+b+c)(a2+b2+c2–ab–bc–ca)

問題11

変数の値に関わらず、常に等号で結べる式

恒等式が正解です

恒等式のイメージには、展開公式や因数分解の公式をイメージすると分かりやすいです。
参考までに、例を挙げると以下の通りです。

  • (a+b)2=a2+2ab+b2

問題12

不等式が成り立っていることを示すために使用できる条件として正しいものはどれか

(大きい方の値)-(小さい方の値)>0が正解です

不等式が成り立っていることを示すために使用できる条件tとしては以下の2パターンあります。

  • 0<(大きい方の値)-(小さい方の値)
  • 1<(大きい方の値)/(小さい方の値)
基本的には解答の方だけでいいのですが、たまにもう一つの方もでることがあるので、余裕があればおさえておきましょう。