thumbnail 一問一答の一歩

問題1

関数の最大値、最小値を求めたい、この時に用いるものはどっち

微分が正解です

微分の計算結果は接線の傾きを示しています。
そして、接線の傾きが分かれば以下のことが予想することができます。

  • (微分の計算結果)が正の数……グラフは右肩上がり
  • (微分の計算結果)=0……グラフの頂点または変曲点
  • (微分の計算結果)が負の数……グラフは右肩下がり

そのため、微分をすることによってxがどの値の時に右肩上がりであるかを把握することができるため、増減表をかくことができます。
そして、増減表を書けば、以下の時に最大値、最小値のいずれかになることが分かります。
  • (微分の計算結果)=0

問題2

定積分の図形的な意味はどちらか

面積が正解です

微分、定積分の図形的な意味は以下の通りです。

  • ・微分……接線の傾き
  • ・定積分……面積

問題3

微分の図形的な意味

接線の傾きが正解です

微分、定積分の図形的な意味は以下の通りです。

  • ・微分……接線の傾き
  • ・定積分……面積
そのため、微分は以下の状況において使用されます。

問題4

分数関数を含むの式最大、最小を求める方法として不適切なものはどれか

平方完成が正解です

分数関数を使用する式の最大、最小を求めるのによく使用されるものは以下の通りです。

  • ・相加相乗平均の大小関係
  • ・微分
また、平方完成をするにはxをかける必要があるのですが、その場合はxの値ごとに倍率が変わるので不適切です。

問題5

f(x)、g(x)に対してf(g(x))となる、一つの関数の中に別の関数を組み込んだ関数は何関数と呼ばれているか

合成関数が正解です

関数にはベースとなる基本形があります。

  • 1次関数:y=ax
  • 2次関数:y=ax2
  • 分数関数:y=ax
  • 三角関数:y=sinx y=cosx y=tanx
  • 指数関数:y=ax
  • 対数関数;y=logax
そして。これらの基本形複数種類合成した、複雑なものは合成関数と呼ばれていいます。
合成関数お例を挙げると以下の通りです。
  • 指数関数と1次関数:y=abx
  • 三角関数と2次関数:y=sin(ax2)

問題6

yをxで微分したときの記号として適切なものはどちらか

dydxが正解です

微分は図形的には接線の傾きを意味しており、これは中学でなった以下の式が元になっていることから解答の表記で書かれています。

  • (yの増加量)(xの増加量)
また、微分記号をy'と表記するのに比べると解答の表記で書くことには以下のメリットがあるので解答の表記で書くことを強くオススメしています。
  • どの文字で微分しているのか一目で分かる
  • 合成関数の微分の公式を覚える手間が減る
  • 置換積分法の公式を覚える手間が減る
  • (大学以降で出てくる)偏微分、全微分を理解するための前提となる

問題7

定数nに対するべき乗関数y=xnの微分係数として正しいものはどれか。(ただし、nは0でないものとする)

nxn-1が正解です

べき乗関数の微分公式は以下の通りです。

  • dydx=nxn-1
定義から導けるに越したことはないないのですが、以下のポイントを把握しておけば公式も覚えやすいので覚えてしまっても良いように思えます。
  • ・元の関数の指数部分をかける
  • ・指数の部分は1だけ減らす
また、この公式はnが負の数でも成立するので、適応することで分数であっても以下のように微分できることを知っておくと、たまに楽になる時があります。 ddxx-1=-x-2

問題8

定数項の微分係数として正しいものはどれか

0が正解です

微分は図形的には接線の傾きを意味します。
そして、定数をグラフにとってもx軸と並行な直線となります。そのため、接線の傾きをとっても必ず0になるため、定数項の微分係数は0になります。

問題9

べき乗関数y=nx2を積分した式として正しいものはどれか。ただし、積分定数は省略している

1n+1xn+1が正解です

積分の計算については以下のように理解をすればよいです。

  • 微分の逆の計算をする。
そのため、nが-1でないべき乗関数の場合、具体的には以下のことを行います。
  • ・(指数)+1で割る
  • ・指数部分の値を1だけ増やす。
    • また、他の選択肢は積分の計算で勘違いして計算しやすい演算であり、具体的に違いを述べると以下の通りです。
      • nxn-1……微分の演算公式
      • logex……nが-1の場合の公式