問題1
ネットワークが混在し、通信できない状態
輻輳(ふくそう)が正解です
輻輳(ふくそう)の輻は「車や自転車の軸と外側を結ぶ針金」の意味を示し、輳は「一箇所に集まる」の意味を示す漢字です。
これらの漢字の意味が転じて通信線からの通信が一箇所に集まることでネットワークが混雑して、結果的に通信できない状態であることを示しています。
また、他の選択肢のブロ-ドキャストフレ-ムはル-プに接続されたプログラムによって一つの通信が永遠にネットワークを回り続ける現象です。広域イーサネットは複数のLANをつなげて一つの大きな通信を作ることです。
問題2
誤ってLANに接続した全PCが受診してしまう現象
ブロ-ドキャストフレ-ムが正解です
Broad(ブロ-ド)は「多くの」、Cast(キャスト)は「投じる」、flame(フレ-ム)は「枠」という意味をそれぞれ持つ英単語です。
flame(フレ-ム)は「枠」という意味から映画やテレビでは「枠内全体」というふうに派生した意味でも使われ、本問題では、その意味で使われています。
これらの単語の意味を組み合わせると、ブロ-ドキャストは一度に多くの人に一斉送信を行うことであり、フレ-ムが枠内全体であることから、誤って本来送るべきでない人も含めて一斉送信することであると推測できます。
ブロ-ドキャストストームも言葉が似ていてややこしいですが、あちらは通信が無限ループすることであり、違った意味であるので混乱しないようにしましょう。
問題3
ル-プに接続されたプログラムによって一つの通信が永遠にネットワークを回り続ける現象
ブロ-ドキャストストームが正解です
ブロ-ドキャストストームとブロ-ドキャストフレ-ムは似たような言葉ですが、ブロ-ドキャストストームは同じ通信が延々と同じ所を周回し続けているために次第に通信が拘束で回り挙句の果てには台風やストームのように回るとイメージするとイメージしやすいです。
問題4
衝突検知時ランダム時間経過後再送する通信は何と呼ばれているか
CSMA/CDが正解です
CSMA/CDはCarrier Sense Multiple Acsess/Collsion Drtectionの略称です。
Carrierはそのままキャリア Sense(センス)は「感覚」 Multiple(マルチプル)は「複数の」 Acsessはそのまま「アクセス」/Collsion(コ-ルション)は「衝突」 Drtection(ディレクション)は「検知」という意味をそれぞれ持っています。
そのため、/(スラッシュ)の後ろは衝突検知、前は複数のセンサーが通信のためにアクセスしていると理解できます。
問題5
PPPの電送モ-ド
全二重方式が正解です
PPPはPoint to Point Protocolのことであり、1対1の通信を行うための通信規格です。
全二重方式、半二重方式は両方とも送受信を行う通信に使用されます。
全二重方式は四六時中、双方とも送信も受信もできるもので、代表的な例では電話がよくあげられます。
それに対して半二重方式は送信する人が送信モ-ド、受信するひとが受信モードにしてメッセージの送受信を行う必要があります。半二重方式の例としてはトランシーバーがよくあげられれます。
問題6
複数の物理回線を論理的に一つにまとめる技術
リンクアグリケ-ションが正解です
リンクアグリケ-ションはリンク+アグリケーションから成り立っています。
リンクはネットワークの通信規格の一つであるリンク層、物理層から来ており、これらの通信は物理回線を用いて行われます。
また、アグリケーションはaggregate(統合する)の末尾にionを付けて名詞化したaggregation(集合体)から来ています。リンクとアグリケーションの意味から問題文中の意味になると予想することができます。
マルチホ-ミングは複数の回線でネットに繋ぎ、通信エラーを起きにくくすることです。
問題7
複数の回線でネットに繋ぎ、通信エラーを起きにくくすること
マルチホ-ミングが正解です
マルチホ-ミングはマルチ+ホーミングから成り立っています。
マルチ(multi)には複数のという意味があり、ホーミング(homing)には自動追尾という意味があるので、複数の回線かわ通れるようにして、通信が自動で通る道を探して目標まで追尾する。というイメージでとらえると頭に入りやすいです。
また、他の選択肢であるリンクアグリケ-ションは複数の物理回線を論理的にまとめる技術です。フレ-ムリレー方式は謝りの制御処理を簡略化したパケット通信です。
問題8
ループ上になっているネットワークで通信が永久にループするのを防ぐ仕組み
スパニングツリーが正解です
スパニングは(橋を)かけるという意味で、ツリーは一般的なパソコンの構造で、一つのものかた次第に枝分かれしている構造をさしています。この二つが組み合わさっていることから、永久にループしそうになったときに、データ行動をツリー構想にすることによって、論理的に無限ループができないようにすることであるとイメージすると理解しやすいです。
また、他の選択肢のリンクアグリケ-ションは複数の物理回線を論理的にまとめる技術、フレ-ムリレー方式は謝りの制御処理を簡略化したパケット通信です。
問題9
文字列情報を送るための制御手順はとれか
ベ-シック手順が正解です
basic(ベ-シック)は「基礎」という意味を持っています。
ここでのベ-シックはデ-タの基本型である文字列のことを指しています。そのため、ベ-シック手順で送れるものは文字列情報だけのファイル、つまり拡張子txtに変換しても正常に動くもののみが対象です。
また、それと対になる文字列に変換できないバイナリファイルは転送できないという聞き方も時々されるので対応できるようにしておきましょう。
なお。HDLC手順はテキストファイルでもバイナリファイルでも関係なく、任意のビットパターンを転送出来る制御手順です。
問題10
パ-セントエンコ-ディングを使用する状況
URLの使用不可文字の変換が正解です
Encoding(エンコーディング)は「規則に応じて変換する」という意味があります。URL中で本来使用できない文字(例えば、ひらがな、カタカナなど)を使用する場合に%を用いて表すのでパ-セントエンコーディングと呼ばれています。
また、もう一つの選択肢の別言語の記載は符号化変換による文字コ-ド変換によって行われます。
問題11
文字コ-ド符号化変換する状況
別言語の記載が正解です
符号化変換とは、あらかじめ決められた規格ルールに基づいて電気信号を数字に変換することを示します。
別言語を記載するには別の文字コ-ド、規則が使用されることが多いため、数字を変換する符号化が用いられます。
また、テキストエディタの文字コ-ドと文章の文字コードが異なっていると、文字化けして文字を読むことができないため、文字コ-ドが異なる場合は文字コードの変換を行う必要があります。
他の選択肢のパ-セントエンコ-ディングも使用出来ない文字をパ-セントを用いて変換する点は同じですが、あちらは予約語の被りを避けるために使われていると私は解釈しています。
問題12
ダイナミックDOSがIPアドレスとホスト名の対応を作成するタイミング
インターネット接続時が正解です
電源を入れた時はひっかけのパターンとしてでてくるので、確実におさえましょう。
問題13
ルータが接続先が複数ある時,2進数に直した時の桁一致が多い接続先を選ぶこと
最長一致検索が正解です
他の選択肢とも、意味は似ていますが、それぞれ使われるシチュエーションが異なります。
まず、正解となる最長一致検索は問題文の通り、デ-タの中身を見た上で通信場所の選択場所を決定するのに利用されます。
ベストフィット方式は、デ-タを新たに入れようとした場合に、入れる場所決定するための基準の一つであり、入れるデ-タ容量より大きいまとまった部分のうち、一番入れるデ-タ量に近い容量の部分に書き出します。
リトルエンディアン方式はデ-タを入れる順番であり、値の小さなデ-タから入れていくことです。
問題14
ハブに接続された端末を物理的な構成に関係なくグループ化する機能
Vartial LANが正解です
そもそもLANという言葉はLANケーブルなどで聞き覚えはあるとは思いますが、LANはLocal Area Networkの略称であることから、LAN自体の意味はコンピュータ内の大きな一つのネットワークのグループというイメージを持つとイメージしやすいです。また、LANケーブルの働きは、ケーブルによってネットワーク先の機器と物理的に接続するので、接続によってネットワークグループの一員に含まれるようになることです。
Vartial LANはLANの一形態であり、物理的には一つのネットワーク機器をあたかも複数のネットワーク機器があるかのように扱えるようにした仕組みです。
問題15
一つのポートを複数のVLANで使いまわすことができるVLAN
タグVLANが正解です
VLANとはVaitial + LANで一つのネットワーク機器をあたかも複数のネットワーク機器があるかのように扱えるようにした仕組みです。
VLANのうち、ポートベースVLANとタグVLANはそれぞれ通信をする時の相手の識別方法が違っています。
通信相手の識別方法の一つはポート(通信規格)を使用して、送信側のポートの内容と受信側のポートの内容が合っていることを確認する方法です。
誤答の選択肢であるポートベースVLANはポート(通信規格)のみを使用して通信相手を識別するので、一つのLANがもつことができるポートは一つだけになっています。
それに対して、タグVLANは通信内容にタグというデータを作成して、「ポートの内容+タグの内容」で通信相手を識別しているので、一つのポートを複数のVLANで使いまわしても各ネットワークごとに違ったタグを用いれば識別することができます。
問題16
LANケーブルのカテゴリ6の1秒あたりの通信量はどれか、ただし、規格には全てアルファベッドはついていないものとする
1GBが正解です
なお、100MBはカテゴリ5の、10GBはカテゴリ7の通信料です。
数字で書かれてもイメージしにくいため、補足をしておくと、個人的なイメージとしては、写真のデ-タが大体数MB,動画のデ-タが数GBなので、LANケーブルのカテゴリ6は理論上は動画ファイルを数秒で相手に送ることが出来る規格となっています。
問題17
機械をループ状に繋ぎ、送信権を得たものが送信する方式
ト-クンリング方式が正解です
Taken(ト-クン)は「象徴」、Ring(リング)は「輪っか」という意味をそれぞれ持った英単語です。
複数台のPCを輪っか(リング)になるような構造にした上で、「ト-クン」と呼ばれる送信権を順番に受け取るようになっています。
また、フレ-ムリレー方式は謝り制御を簡略化したパケット通信です。