thumbnail 一問一答の一歩

問題1

湯沸室に設置される感知器

防水型定温式スポット感知器が正解です

湯沸室は水道やお湯があるところなので、水の影響を受けやすいです。そのため、湯沸室に設置するものは防水機能を備えたものを設置する必要があります。

問題2

バッテリー室に設置する熱感知器

対酸型定温式スポット感知器が正解です

バッテリーは電池の一種であり、電池には塩酸のような酸性の液体が中にはいっています。
そのため、バッテリー室に設置する熱感知器は対酸性である必要があります。

問題3

発信機の取り付け距離の判断基準は何で測った距離か

歩行距離が正解です

距離の判断基準に関しては以下の通りです。

  • ・非常ベルの取り付け距離……水平距離
  • ・発信機の取り付け距離……歩行距離
理屈としては、発信機は火災に気がついた人が発信機のボタンを押して火災を全体にお知らせするのに使用されます。
そして、火災情報をお知らせするまでの時間は歩行距離に依存することから歩行距離が判断基準となっています。

問題4

非常ベルの取り付け距離の判断基準

水平距離が正解です

距離の判断基準に関しては以下の通りです。

  • ・非常ベルの取り付け距離……水平距離
  • ・発信機の取り付け距離……歩行距離
理屈としては、非常ベルは音で警告するために使用しており、音の大きさは非常ベルからの直線距離に依存することから直線距離が基準となっています。

問題5

天井高8~15mで設置する感知器

光電式スポット型が正解です

天井高さ事に設置する感知器の違いは以下のようになっています。

  • ・天井高4~8mで設置する感知器……差動式スポット型、定温式スポット型熱感知器
  • ・天井高8~15mで設置する感知器……光電式スポット型煙感知器
  • ・天井高20m~で設置する感知器……炎感知器
熱感知器については、距離が大きいと、熱が伝わるのに時間がかかり、逃げ遅れの原因になることから不適切とされています。
特に天井高8~15mに関しては差動式スポット型感知器が使えなくなるということは、実技試験の製図の問題で、天井高さから使用する感知器の選定によく使用されるので、知識をいつでも使えるようにしておきましょう。

問題6

天井高4~8mで設置する感知器として不適切なものはどれか

光電式スポット型が正解です

天井高さ事に設置する感知器の違いは以下のようになっています。

  • ・天井高4~8mで設置する感知器……差動式スポット型、定温式スポット型熱感知器
  • ・天井高8~15mで設置する感知器……光電式スポット型煙感知器
  • ・天井高20m~で設置する感知器……炎感知器

問題7

天井高20m~で設置する感知器

炎感知器が正解です

天井高さ事に設置する感知器の違いは以下のようになっています。

  • ・天井高4~8mで設置する感知器……差動式スポット型、定温式スポット型熱感知器
  • ・天井高8~15mで設置する感知器……光電式スポット型煙感知器
  • ・天井高20m~で設置する感知器……炎感知器
天井が20mとも高くなると、部屋の体積も非常に大きく、煙の充満にも時間がかかってしまうので、煙感知器も不適切になります。

問題8

無窓階に設置することのできる感知器はどれか

光電式スポット型が正解です


無窓階は避難経路がなく、危険な場所であることから、火災の早めの検出が求められます。
そして、火が発生したときには、熱よりも煙の方が伝わるスピードが早くなる傾向にあることから、例外的に熱ではなく、煙が感知に用いられます。
また、製図の問題では、部屋の種類が与えられて、それが光電式スポット型煙感知器しか利用できない部屋にあたるかどうかを確認するのに本問題の知識が利用されます。
また、無窓階以外にも、地階、11F以上の場合も光電式スポット煙感知器を設置しなければならないので、知識を使えるようにしておきましょう。

問題9

ボイラー室に設置される感知器

定温式スポット感知器が正解です

ボイラー室は火が常に稼働しており、温度変化が大きいです。そのため、差動式スポット型や炎感知器では誤作動を起こしやすいことから、定温式スポット感知器が使用されています。