thumbnail 一問一答の一歩

問題1

述べ面積1000m2で火災報知器を設置しなければならない建物として不適切なものはどれか?

複合用途防火対象物が正解です

述べ面積1000m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・神社
  • ・事務所
また、複合用途防火対象物は述べ面積1000m2では火災報知器ではなくガス漏れ警報装置を設置しなければならない建物です

問題2

述べ面積1000m2でガス漏れ警報器を設置しなければならなくなる建物として不適切なものはどれか?

特定用途部分が正解です

述べ面積1000m2でガス漏れ警報器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・地下街
  • ・準地下街
  • ・特定防火対象物
  • ・複合用途防火対象物
また、特定用途部分がガス漏れ警報装置が必要になるのは500m2より大きい場合です。

問題3

床面積300m2で自動火災報知器の設置が必要になる条件として不適切なものはどれか?

5階以上の階が正解です

床面積300m2で自動火災報知器の設置が必要になる場所は建物内の避難が困難になる場所であり、具体的な条件以下の3つです。

  • ・地階
  • ・無窓階
  • ・3階以上の階
5階以上の階も当然危険ではあるのですが、3階以上の場合でも1階に降りるために階段を複数使う必要があるため、危険と判断されます。

問題4

事務所で自動火災警報装置を省略できないのは以下のうちのどちらか?

事務所の廊下が正解です

自動火災警報装置を省略できない場所に関しては、具体的には以下のようになっています。

  • ・事務所の廊下……省略できない
  • ・事務所部分……省略できる
この2つについては混乱しやすいのですが、私はどちらの方が避難に影響が出やすいかから理解しています。
具体的には、廊下の方が通り道になっており、かつ狭いことから逃げ遅れに直結するため、事務所において廊下部分では省略することはできないと理解しています。

問題5

面積関係なく、消防設備の設置が不要な場所

戸建て一般住宅が正解です

また、他の選択肢については以下の通りです。

  • ・熱気浴場……述べ面積600m2で火災報知器が必要
  • ・屋上……述べ面積600m2で火災報知器が必要

問題6

面積に関係なく常に火災報知器を設置しなければならない建物として不適切なものはどれか?

飲食店が正解です

面積に関係なく常に火災報知器を設置しなければならない建物は特に逃げ遅れが発生しやすい場所てあり、具体的には以下の5箇所です。

  • ・カラオケ……他の音響では聞き取りにくいため
  • ・ホテル……就寝により逃げ遅れが発生しやすいところであるため
  • ・病院……患者は逃げ遅れやすいため
  • ・自力避難困難者の施設……逃げ遅れが発生しやすいため
  • ・重要文化財……文化財の破損を早く防ぐため
また、飲食店は述べ面積100m2以内であれば火災報知器を設置する必要はありません。

問題7

面積に関係なく常に消防機関につながる火災警知設備を設置する建物として不適切なものはどれか

重要文化財が正解です

面積に関係なく常に消防機関につながる火災警知設備を設置する建物は以下の通りです。

  • ・入院施設のある病院
  • ・自力避難困難者の施設
理解の仕方としてはどちらも自分で逃げることが出来ず火災を小さな段階で食い止めないとほぼ確実に死傷者がでるため特に早く行動できるようにすると理解するといいでしょう。
重要文化財を面積に関係なく火災警知設備を設置する必要はありますが常に消防機関につながるものである必要でありません。

問題8

述べ面積100m2で火災報知器を設置しなければならない建物に当てはまらないものはどれか?

カラオケが正解です

述べ面積100m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の2つです。

これらは業務の過程で火を使うことかほとんどであり、火災が比較的遅れやすいことから火災報知器の基準は厳しめに設定されています。
なお、カラオケは上記の2つに比べると、音響が聞こえにくく、逃げ遅れの危険度が高いことから面積に関係なく常に火災報知器が必要な建物となっています。

問題9

述べ面積200m2で火災報知器を設置しなければならない建物に当てはまらない場所はどれか?

室内道路が正解です

述べ面積200m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・蒸気浴場
  • ・熱気浴場
  • ・駐車場
理由としては、飲食店程は頻繁では無いものの、浴場ではボイラーを使っており、駐車場にはガソリンという危険物が入っている機会が多数放置されていることから厳しめに設定がされていますが、飲食店程火を頻繁に使って高頻度で火災が起こっている飲食店よりは危険度が低いことから2002とされています。

問題10

述べ面積300m2で火災報知器を設置しなければならない建物に当てはまらないものはどれか?

複合用途防火対象物が正解です

述べ面積300m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の2つです。

  • ・特定防火対象物
  • ・特定用途部分
特定防火対象物とは、火災があった時に人命に関わりうる用途に用いている建物のことを指しているので、規制が比較的に厳しめに設定されています。
そして、特定用途部分は、すべてが人命に関わりうる用途に用いている訳ではなくとも、一部分のみ特定防火対象物と同じ用途として使用している部分のことをいいます。
また、解答となる複合用途防火対象物は述べ面積1000m2でガス漏れ警報器を設置しなければならない建物とされています。

問題11

述べ面積400m2で火災報知器を設置しなければならない建物

室内道路が正解です

述べ面積400m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・室内道路(屋上以外)
また、他の選択肢については以下の通りです。
  • ・駐車場……述べ面積200m2で必要になる
  • ・準地下街……述べ面積1000m2でガス漏れ警報器が必要になる
理屈としては、ガソリンが漏れることによる事故が起こりやすい駐車場に比べると、まだ危険度は少ないのですが、地下街、準地下街と比べるとガソリン車の移動により危険度はたかいので400m2と定められています。

問題12

述べ面積500m2で火災報知器を設置しなければならない建物として不適切なものはどれか?

社会福祉施設が正解です

述べ面積500m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・非特定防火対象物
  • ・準地下街
  • ・通信機器室
また、社会福祉施設は500m2で火災報知器ではなく、消防機関につながる火災警知設備を設置しなければならない建物です。

問題13

述べ面積500m2でガス漏れ警報器を設置しなければならない建物

特定用途部分が正解です

述べ面積500m2でガス漏れ警報器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・特定用途部分
非特定防火対象物は述べ面積500m2でガス漏れ警報器ではなく火災報知器を設置しなければなりません。

問題14

述べ面積500m2で消防機関につながる火災警知設備を設置しなければならない建物として不適切なものはどれか?

神社が正解です

述べ面積500m2で消防機関につながる火災警知設備を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・旅館
  • ・ホテル
  • ・社会福祉施設
また、神社に火災報知器の設置が必要になる大きさは1000m2です。

問題15

述べ面積600m2で火災報知器を設置しなければならない建物

屋上が正解です

述べ面積600m2で火災報知器を設置しなければならない建物は以下の通りです。

  • ・屋上
また、他の選択肢ついては以下の通りです。
  • ・室内道路……述べ面積200m2で火災報知器を設置しなければならない
  • ・準地下街……述べ面積500m2で火災報知器を設置しなければならない