thumbnail 一問一答の一歩

問題1

一か所だけの熱変化を感知する感知器

スポット型熱感知器が正解です

熱感知器の熱を感知する位置の広さは以下の通りです。

  • ・スポット型熱感知器……一か所だけの熱変化を感知する感知器
  • ・分布型熱感知器……広範囲の熱変化を感知する熱感知器
Spot(スポット)には、「点、(非常に狭い)領域」という意味があるので、意味が分かれば狭い部分の熱を感知していると理解することができるでしょう。

問題2

広範囲の熱変化を感知する熱感知器

分布型熱感知器が正解です

熱感知器の熱を感知する位置の広さは以下の通りです。

  • ・スポット型熱感知器……一か所だけの熱変化を感知する感知器
  • ・分布型熱感知器……広範囲の熱変化を感知する熱感知器
「分布」は「(散らばっている)存在範囲」のことを指していることから、ピンポイントであるスポットに比べると広い範囲を指していると言えます。

問題3

電線を張り巡らせた感知器

感知線型熱感知器が正解です

張り巡らせてある電線は感知するための感知線であり、感知線を用いていることから感知線型熱感知器と呼ばれています。

問題4

差動スポット型、低温式スポット型を複合して1段階のみの火災信号を発信するものは何式と呼ばれるか?

補償式が正解です

複合して火災信号を発する感知器には以下の2種類があります。

  • ・補償式感知器……1段階のみの火災信号
  • ・熱複合式……複数段階の火災信号

問題5

火災情報で知らせる感知器

熱アナログ式感知器が正解です

火災情報には火災が発生したということ以外にも、火災の大きさや温度などの情報も一緒に伝えます。
これは、火災が発生しているかしていないかというデジタル的な0か1だけの情報ではないことからデジタルに対してアナログとよばれています。

問題6

煙感知器の感知に使うものの2分類として不適切なものはどれか?

赤外線式が正解です

煙感知器の感知に使うものの2分類は以下の通りです。

光電とは、よく光る金属に対して光を当てると電気が流れる「公電効果」を元にした仕組みからきています。
そのため、現在主流の光電式煙感知器の仕組みを説明すると、煙に覆われると必要な光が入ってこれないことから電気が流れなくなったことをもって火災を検知する仕組みです。 また、赤外線式は煙感知器ではなく、炎の感知器で使用されます。

問題7

炎感知器で使うものによる分類として不適切なものはどれか?

イオン化式が正解です

炎感知器で使うものによる分類は以下の通りです。

  • ・紫外線式
  • ・赤外線式
炎は燃焼によって高音になった物質が放っている光のことを差します。それは可視光だけでなく、目に見えない紫外線や赤外線も強く放っていることから炎感知器において使用されます。炎についてより詳しくが気になる方のために、動画のURLを共有しておきます。
また、イオン化式は炎感知器に用いられるものではなく、煙感知器に用いられます。

問題8

火災信号、火災表示信号を同じ信号で受け取る受信機

P型受信機が正解です

また、他のアルファベットについては以下の通りです。

  • ・G型受信機……ガス漏れを受信する受信機
  • ・T型発信機……火災通報と同時に通話ができる発信機

問題9

火災通報と同時に通話ができる発信機は何型発信機か?

P型発信機が正解です

また、他のアルファベットについては以下の通りです。

  • ・G型受信機……ガス漏れを受信する受信機
  • ・T型発信機……火災通報と同時に通話ができる発信機

問題10

ガス漏れを受信する受信機

G型受信機が正解です

G型のGはGas(ガス)の頭文字が元になっていると理解すると覚えやすいです。 また、他のアルファベットについては以下の通りです。

  • ・G型受信機……ガス漏れを受信する受信機
  • ・P型受信機……火災信号、火災表示信号を同じ信号で受け取る受信機
  • ・T型発信機……火災通報と同時に通話ができる発信機

問題11

受話器が取り付けられた発信機

T型発信機が正解です

T型のTはTelephone(テレフォン)という「電話」の意味を持つ英単語の頭文字が元になっていると理解すると覚えやすいです。
また、他のアルファベットについては以下の通りです。

  • ・G型受信機……ガス漏れを受信する受信機
  • ・P型受信機……火災信号、火災表示信号を同じ信号で受け取る受信機
  • ・T型発信機……火災通報と同時に通話ができる発信機

問題12

熱感知器のうち、特種が存在するもの

定温式が正解です

熱感知器の区分分けのうち、区分が多いものは以下の通りです。

  • ・定温式……特種が存在
  • ・作動式分布型……3種が存在

問題13

熱感知器のうち、3種が存在するもの

差動式分布型が正解です

熱感知器の区分分けのうち、区分が多いものは以下の通りです。

  • ・定温式……特種が存在
  • ・差動式分布型……3種が存在

問題14

回路の末端に終末抵抗を設置する条件となる発信機の種類

P型1級が正解です

P型1級とP型2級の発信機の大きな違いは以下の通りです。

  • ・1級……受信機との通話ができる
  • ・2級……受信機との通話が出来ない
そして、終末抵抗の役割は、ケ-ブルを通る通信用の電流を弱めて反射することを防ぐことで通信障害を起こさないようにすることにあります。
この役割と1級、及び2級の発信機の機能を考えると、回路内に終末抵抗が必要なのはP型1級のみであると予想できます。
また、P型1級の発信機が含まれる回路には終末抵抗を設置する必要があるということについては製図の試験でも使用するので、知識を使えるようにしておきましょう。

問題15

温度上昇によって作動する感知器

差動式熱感知器が正解です

熱感知器は作動の仕方によって以下の2つに別れています。

  • ・差動式熱感知器……温度上昇によって作動する感知器
  • ・定温式熱感知器……あらかじめ決めた温度以上で作動する熱感知器
温度が上昇するということは上昇前の温度とは差があるとも言い換えることができるので、温度差によって動く熱感知器であるといえます。

問題16

あらかじめ決めた温度以上で作動する熱感知器

定温式熱感知器が正解です

熱感知器は作動の仕方によって以下の2つに別れています。

  • ・差動式熱感知器……温度上昇によって作動する感知器
  • ・定温式熱感知器……あらかじめ決めた温度以上で作動する熱感知器
「定」の訓読みは「定める」であることから定温式熱感知器が特定の温度で反応するものであることが推測できるはずです。