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【CentOS】最小インストールからTeraTermで機密性を満たした移植をする環境構築の手順

最小インストールをした新CentOSの環境構築をTeraTermで行い、旧linux環境にあったファイルを移植する機会があったので、使用したコマンド備忘録も兼ねてこの場に記載する。

なお、前提となる環境については以下の通りである

  • LinuxのOSの種類:CentOS
  • Linux実行方法:WindowsからTeraTermを用いて実行

大まかな概要としては以下の通りである。

1ユーザー作成について

1-1ユーザーのホ-ムディレクトリを作成する。

1-2ユーザーを作成する

1-3ディレクトリ情報を変更する

1-4パスワードの設定を行う

2Linuxからロ-カルにファイルを移動する

2-1linux内でファイルを圧縮する

2-2ロ-カルで移動しているWindowsにファイルを移動する。

3Windowsから引越し先のlinuxにファイルを移動する。

3-1引越し先のlinuxにファイル移動する

1-1ユーザーのホ-ムディレクトリを作成する。

ユーザーを作成するには事前準備として、該当位置にユーザのホ-ムディレクトリを作成する。

ホ-ムディレクトリを作成するためのlinuxコマンドは以下の通りである。

mkdir ユーザー名

1-2ユーザーを作成する

新規ユーザを作成するためのコマンドは以下の通りである。

useradd -d ホームディレクトリ -u ユーザーID ユーザー名

例を上げると、以下の通り

useradd -d user1 -u 001 user1

補足でオプションの意味を書いておくと、以下の通りである。

-d ……ディレクトリの頭文字をとったもの

-u ……ユーザーIDの頭文字をとったもの

1-3ディレクトリ情報を変更する。

PCのセキュリティの一つとして、各ファイル、ディレクトリごとにアクセスできる人を制限する必要がある。

理由としては、いつでも誰でもアクセス出来る状態にしてしまうと、予期せぬ状況でファイルの変更をしてしまったり、悪意のある人が変えてはいけない部分を変えてしまう可能性があるためである。

では、具体的にどのようなコマンドを実行すればいいかというと、以下の通りである。

//ディレクトリ情報を700に変更する場合
Chmod 700 user1

//User2に読取、書込、実行権限を与える場合
Chmod =rwx user2

また、下のコマンドにおけるのrwxについての意味は以下の通りである。

r……読取

w……書込

x……実行

※Windowsでいうフルコントロールと変更権限のコマンドは存在しない

設定をする上でChmodについての必要最低限は以上の通りであるが、より詳細な内容については以下のリンクを参照するとよい。

1-4パスワードの設定を行う

User1というユ-ザ-のパスワードを設定を行うには以下のコマンドを入力する。

paswd User1

すると、設定するパスワードを入力するように指示されるので、指示に従って入力する。

2Linuxからロ-カルにファイルを移動する

ユーザーやディレクトリ構成が完成したのであれば、あとは旧linuxにあったファイルを新linuxファイルに入れればよい。

直接まとめてファイルを移動出来れば手っ取り早いのだが、USBを使用しない(出来ない)状況ではTeraTermを用いて一つ一つ送る利必要があるので、以下の工夫が必要になってくる。

2-1linux内でファイルを圧縮する

大量にあるファイルを一つ一つ送っていたのでは日が暮れるので、一度の送信で多くのファイルを送れるよう、ファイルを圧縮する必要がある。

なお、linuxのファイル圧縮するためのコマンドついては以下の通りである。

tar -cvzpf targileのパス  /jrex00

コマンドの詳細に関してはリンクに書いてあるため参考にするとよい。

2-2ロ-カルで移動しているWindowsにファイルを移動する。

3Windowsから引越し先のlinuxにファイルを移動する。

中継地点としてWindowsに圧縮ファイルを移動したとおもうが、ここからTeraTermを繋ぎ変えて引越し先のlunuxにファイルを移動する。

3-1引越し先のlinuxにファイル移動する。

今度はWindowsからlinuxへとファイルを移動する。

こちらも以前と同様にTeraTermのメニュータブの「ファイル」から「SSH SCP」を選択してあげればよい。

3-2ファイルに移動した圧縮ファイルを解凍する。

送ったファイルはあくまで圧縮ファイルであり、そのままでは使用することができないため、解凍を行う必要がある。

なお、解凍をするためのコマンドは以下の通りである。

tar -xvzpf tarfileのパス -C /app

3-3移動したファイルのパミッション、所有者、グループが正しいことを確認する。

正しい位置に解凍出来ればほぼ完了といえるが、セキュリティの観点から、初めに所有者や、パミッションを設定しておくのが望ましい。

パミッションの作成については1-3で述べたものを参照すればよい。

そして、ファイルの所有者とグループにかんしては以下のわかりやすい記事があったので、そちらを参照するとよい。

また、よく見たら大量に変更をする必要がある……となった場合は以下のリンクを参照するとよい。

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