thumbnail 一問一答の一歩

問題1

電動機の過電流遮断機が不要になる定格電流の条件

20mAが正解です

他の選択肢については以下のようになっています。

  • 15mA……漏電遮断機の感度電流の最高値
  • 50mA……超えると短時間の感電でも人体が危険とされる電流の大きさ

問題2

ケーブル使用時の絶縁耐力試験で直流電流の大きさは交流時の何倍か。ただし、回転電動機は使用していないものとする。

2倍が正解です

1.5倍は試験電圧が最大使用電圧の1.5倍であることを計算で用いられます。1.6倍は回転式電動機を用いた場合です。

問題3

B種接地抵抗の大きさ(1秒以内に遮断する場合)

600/(地絡電流)Ωが正解です

B種設置工事は変圧器の遮断に使用される企画であり、遮断の時間によって求められる設置抵抗が違っています。 具体的な違いをあげると以下の通りです。

300/(地絡電流)Ωは1秒以上2秒以内に遮断、600/(地絡電流)Ωは2秒以上で遮断の場合です。

問題4

建物の鉄骨を接地極として利用する抵抗は何Ω以下か

が正解です

また、他の選択肢も別の種類の接地抵抗を示しており、具体的に記載すると以下の通りです。

  • 10Ω……C種接地抵抗の値
  • 50/(電流)Ω……B種接地工事(電流遮断に2秒以上)の電気抵抗

問題5

電動機の過電流遮断機が不要になる電力条件は何W以下か

200Wが正解です

また、他の選択肢については以下のようになっています。

  • 50W……太陽光発電が小出力発電設備とされる最大電力
  • 600W……電気工事士法上での一般用電気工作物の最大電力です。

問題6

太陽光発電が小出力発電設備とされる電力条件は何W以下までか

50Wが正解です

太陽光発電に関する電力条件を記載すると以下の通りです。

  • 50W……太陽光発電が小出力発電設備とされる電力条件
  • 制限なし……太陽光発電所で随時巡回方式を取れる条件
また、600Wは電気工事士法上での一般用電気工作物の最大電力です。

問題7

風力、水力発電が小出力発電設備とされる電力条件は何W以下までか

20Wが正解です

また、水力発電に関して出題されうる電力の条件は以下のようになっています。

  • 20W……水力発電が小出力発電設備とされる電力条件
  • 3000kw……水力発電で随時巡回方式を取れる上限です。
また、10Wは燃料,内燃,スターリング発電が小出力発電設備とされる電力条件です。
似た論点が多くあり、ややこしいのですが、一つづつ慣れていきましょう。

問題8

燃料,内燃,スターリング発電が小出力発電設備とされる電力条件は何W以下までか

10Wが正解です

小出力発電となる電力の条件は発電の種類ごとに異なっており、具体的に記載すると以下の通りになります。

  • 10W……燃料,内燃,スターリング発電が小出力発電設備とされる電力条件
  • 20W……水力、風力発電が小出力設備である条件
  • 50W……太陽光発電が小出力設備である条件

問題9

太陽光発電で随時巡回方式を取れる電力条件は何Wまでか

制限なしが正解です

他の選択肢は太陽光発電で随時巡回方式を取れる電力条件と条件が似ているものであり、混乱を招きやすいものであり、具体的な条件を記載すると以下の通りです。

  • 50W……太陽光発電が小出力発電となる上限
  • 3000W……水力発電所で随時巡回方式を取れる条件

問題10

水力発電で随時巡回方式を取れる電力条件は何Wまでか

3000kwが正解です

他の選択肢も全て似た状況の法律上の要件であり、まとめると、以下のようになっています。

  • 50W……水力発電が小出力発電となる上限
  • 制限なし……太陽光発電所で随時巡回方式を取れる条件
また、小出力か随時巡回を見分ける方法としては、そもそも随時巡回方式と取っている自転で大規模な発電を行っていると言えることから、小規模設備に比べると電力上限は大きくなる傾向にあります。

問題11

変圧器故障対策措置で警報機、自動遮断器を用いる電力の最小値はいくつか

5000Wが正解です

3000Wは水力発電で随時循環方式を使える条件、なお、5000W〜10000Wなので10000Wは最大値です。

問題12

工事の事前届出が必要になる電力条件は何W以上か

10000kwが正解です

10000kwは大規模な設備であるといえ、電圧、電流の大きさから、周りに危害が起こりうるために例外として、事前に届出が必要であると定められています。
また、他の選択肢については以下のようになっています。

  • 2000kw……電気主任技術者の専任が不要になる電力要件
  • 5000kw……変圧器で警報機と自動遮断器を用いる電圧

問題13

電気主任技術者の選任が不要な電力条件は何kw以下からか。

2000kwが正解です

電気主任技術者と電力の関係を示すと以下のようになります。

  • 2000kwまで……電気主任技術者の選任が不要
  • 5000kwまで……第三種電気主任技術者が保安できる
  • ※第二種は電力に関係なく17万Vまで
また、3000kwに関しては水力発電で随時巡回方式を取れる電圧となっています。

問題14

安全のための電界強度の制限は1mの範囲内で何kv/m未満か

3が正解です

電界、磁界に関する制限は以下の通りです。

  • 磁束密度の制限……200uT以内
  • 電界強度の制限……3kV/m以内
また、5から始まるものは電顕三種の使用最大電圧,自家用発電の電力です。

問題15

安全のための磁束密度制限は1m当たり何uT以内か

200が正解です

電界密度、磁束密度の制限は以下のようになっています。

  • 磁束密度の制限……200uT以内
  • 電界強度の制限……3kV/m以内
5から始まるものは電顕三種の使用最大電圧,自家用発電の電力です

問題16

接地省略に使える漏電遮断機の電流条件は何mA以下か

15mAが正解です

漏電遮断器も接地もは感電を防止するためのものであるので、漏電遮断器が感電の心配がない電流しか流れない性能であれば、接地は省略することができるとされています。
また、他の選択肢に関しては以下のようになっています。

  • 1mA……漏洩電流が測れない場合の漏洩電流の上限
  • 20A……電動機の過電流遮断機が不要になる定格電流の条件

問題17

50A以下の電動機の許容電流の大きさは定格電流の何倍か

1.25倍が正解です

許容電流の倍率については以下のようになっています。

  • 非電動機の場合……1倍
  • 50A以上の場合……1.1倍
  • 50A未満の場合……1.25倍
電流が大きいほと電気の通っている部分は熱くなり、火災、熱による故障が起こり、危険とされています。
これは裏を返すと電流が比較的小さい場合は危険度も小さいことから規制が緩和されているといえます。

問題18

50A以上の電動機の許容電流の大きさは定格電流の何倍か

1.1倍が正解です

許容電流の倍率については以下のようになっています。

  • 非電動機の場合……1倍
  • 50A以上の場合……1.1倍
  • 50A未満の場合……1.25倍

問題19

非電動機の許容電流の大きさは定格電流の何倍か

1倍が正解です

許容電流の倍率については以下のようになっています。

  • 非電動機の場合……1倍
  • 50A以上の場合……1.1倍
  • 50A未満の場合……1.25倍

問題20

過電流遮断機の定格電流の大きさになりえないものは次のうちどれか

1.25×(電動機の電流)+(非電動機の電流)が正解です

過電流遮断機の定格電流は以下のいずれかの小さい方とされています。

  • 3×(電動機の定格電流)+(電動機の定格電流)
  • 2.5×(全体の許容電流)
また選択肢にあった、1.25×(電動機の電流)+(非電動機の電流)は許容電流を求める式ですので合わせておさえておきましょう。。

問題21

過電流遮断機の省略条件(8m以上の場合)は許容電流の何%以上か

55%が正解です

過電流遮断機の省略条件は以下のようになっています。

  • 8m以下……35%
  • 8m以上……55%

問題22

過電流遮断機の省略条件(8m以下の場合)は許容電流の何%以上か

35%が正解です

過電流遮断機の省略条件は以下のようになっています。

  • 8m以下……35%
  • 8m以上……55%

問題23

電線の絶縁性能は漏洩電流が最大供給電流の何分の1以下である必要があるか

1/2000が正解です

なお、1/2000の測定が困難な場合は漏洩電流が1mAとされています。

問題24

絶縁抵抗の大きさ(~150Vの場合)

0.2MΩが正解です

絶縁抵抗の大きさは以下のようになっています。

  • 150V未満の場合……0.1MΩ
  • 150~300Vの場合……0.2MΩ
  • 300V以上の場合……0.4MΩ
接地抵抗の大きさと混ざりやすいのですが、接地抵抗は電気を通すためのもので、絶縁抵抗は電気を通さないためのものであるが分かれば単位から判別できるようになるはずです。

問題25

絶縁抵抗の大きさ(150~300Vの場合)

0.2MΩが正解です

絶縁抵抗の大きさは以下のようになっています。

  • 150V未満の場合……0.1MΩ
  • 150~300Vの場合……0.2MΩ
  • 300V以上の場合……0.4MΩ

問題26

絶縁抵抗の大きさ(300V~の場合)

0.4MΩが正解です

絶縁抵抗の大きさは以下のようになっています。

  • 150V未満の場合……0.1MΩ
  • 150~300Vの場合……0.2MΩ
  • 300V以上の場合……0.4MΩ

問題27

D種接地工事の接地抵抗の大きさ(原則)は何Ω以下か

100Ωが正解です

D種接地工事の接地抵抗の大きさは以下のようになっています。

  • 原則……100Ω
  • 例外……500Ω
また、他の選択肢の10ΩはA種、C種の場合の接地抵抗です。(電気工事士二種ではA,C種の知識は不要です。)

問題28

C,D種接地工事の接地抵抗の大きさ(例外)は何Ω以下か

500Ωが正解です

また、他の選択肢については以下のようになっています。

  • 400kΩ……絶縁抵抗の大きさ(300V以上の場合)
  • 300/(地絡電流)Ω……B種接地工事の接地抵抗の大きさ
※なお、第二種電気工事士試験ではB種、C種の知識は不要です。

問題29

配電時の対地電圧を300V以上にできる電力条件は何kw以上か

2000Wが正解です

500wは自家用電気工作とみなされる電力条件です。