問題1
銅を常温で引き延ばした銅はどちらか
硬銅が正解です
なお、軟銅は450C°~600C°で焼きなましした銅です。
軟銅と硬銅の違いを比較した時の硬銅の性質は以下の通りです。
- ・引っ張りに対して強い
- ・腐食しにくく、長持ちする。
- ・導電率が低い
問題2
標準軟銅を基準にした電気の通しやすさ%で示したものは何と呼ばれているか
パーセント導電率が正解です
パーセントインピーダンスは実際の電圧効果と定格電流の比を%で表したものです。
問題3
永久磁石、電磁石の材料となるものの総称は何か
磁性材料が正解です
磁石材料は永久磁石の材料に適しているもの、磁心材料は電磁石の材料に使われるものです。
問題4
残留磁気、保持力が大きいことから永久磁石の材料に適しているものを何というか
磁石材料が正解です
磁石材料の例をあげると、一部の鉄、コバルトが挙げられます。
磁石材料となるものの特徴としては、長期間磁力を受けて磁性を得た後、そのじ磁性を保持する保磁力が高いものです。
また磁心材料は電磁石の材料に使われるものであり、永久磁石、電磁石の材料となるものの総称を磁性材料と呼びます。
問題5
残留磁気、保持力が小さいことから、電磁石の材料に使われるものはなにか
磁心材料が正解です
電磁石の芯として使われる材料であることから心の漢字が使われていると私は理解しています。
磁心材料として使われているものの例には、ケイ素鉄やアモルファスがあります。ケイ素鉄やアモルファスの違いも試験では聞かれるので、対応出来るようにしておきましょう。
磁心材料となるものの特徴としては、磁力にずっと触れた状態にしていると、磁性を得るもののうち、保磁力が弱いものをいいます。
コイルの電気を止めた瞬間、磁石としてクリップなどがくっつかなくなることをイメージすると分かりやすいはずです。
問題6
導電材料に求められる条件に当てはまらないものはどちらか
誘電損小さいが正解です
導電材料は導線の中の金属部分のイメージであり、引張強さ、可とう性の2つが求められます。
なお、理由は以下の通りです。
- 引張強さ……断線による故障、事故の防止
- 可とう性……折り曲げて、自由な配線を作れるようにするため
また、誘電損は本来電気が通らない部分に電気が通って電気エネルギーの一部か熱エネルギーに変わってしまうことであり、絶縁材料では小さいことがに求められます。
問題7
絶縁材料として適切なものはどれか
両方が正解です
気体の絶縁材料は乾燥空気、窒素、水素、六ふっ化硫黄が使用され、液体の絶縁材料は鉱油、植物油、合成油が使用されます。
問題8
磁心材料に使われるケイ素鋼、アモルファス合金のなかで安価なのはどちらか
ケイ素鋼が正解です
ケイ素は元素記号Siで表される物質であり、その辺の岩石や土の主成分です。
ケイ素鋼が安価な理由については調べきれなかったのですが、私はケイ素自体はその辺の土に含まれており、入手しやすい上に、ケイ素もは比較的加工しやすいものであることから安価であると介錯しています。
問題9
以下の選択肢のうち、強度が高い磁心材料はどちらか
アモルファス合金が正解です
アモルファスは結晶構造を持たないもの、均質出ないものを示します。
アモルファス合金の特徴としては、強度が高く、鉄損が小さいことが挙げられます。
全てが規則的に並んでいる結晶は不自然な形であり、指定された方向からの力には弱い傾向にあります。
そのため、結晶でない形をとるアモルファスは結晶に比べると自然な形であることから強度は高くなるため、正解となります。
問題10
磁心材料に使われるケイ素鋼、アモルファス合金のなかで加工しやすいのはどちらか
ケイ素鋼が正解です
磁心材料に使われるもののうち試験で問われるものはケイ素鋼、アモルファス合金の二つです。
両方とも違った特徴を持っており、箇条書き形式で挙げると以下の通りです。
- 〇ケイ素鋼の特徴
-
- 安価
- 加工性がいい
- 軽い(元素番号が小さいため)
- 〇アモルファス合金の特徴
-
- 強度が高い
- 鉄損が小さい