問題1
総合的な学習の時間が新設されたのはいつ頃か?
1990年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題2
学校が完全週休5日制になったのはいつ頃からか?
1990年代が正解です
1990代後半になってくると、労働法が変化していき、週休二日制が定着していきました。
そのため、学校だけが週休1日は浮いていたので、他の社会人に合わせて週休二日となりました。
問題3
生活科が新設されたのはいつ頃からか?
1980年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題4
学習の計画のことは何と言われているか
学習指導要領が正解です
学習の計画を示したものは「学習指導要領」又は「カリキュラム」と呼ばれています。
学校のような公教育のカリキュラムは国が命令として定められており、教員はその内容にのっとって授業をする必要があります。
問題5
新学力観が学習指導要領に初めて取り上げられたのはいつ頃か?
1980年代が正解です
また、学習指導要領で大事にしている教育観の変遷は以下の通りです
- ・1960年代:教育内容の現代化
- ・1970年代:ゆとりのある教育
- ・1980年代:新学力観
- ・1990年代:生きる力
問題6
教育内容において区分された領域のことを何hいうか?
スコ一プが正解です
学習指導要領の用語であるスコ一プとシ一ケンスの違いは以下の通りです。
- ・スコ一プ……教育内容において区分された領域
- ・シ一ケンス……内容の順次的な配分
問題7
社会の変化に主体的に対応できる資質、能力を育てることは何と呼ばれているか?
生きる力の育成が正解です
選択肢の用語は学習指導要領のキ一ワ一ドになったものであり、具体的にはそれぞれ以下のものを指します。
- ・生きる力……社会の変化に主体的に対応できる資質、能力のこと
- ・新学力観……自分の力で学んでいこうとする力
問題8
教育内容の順次的な配分のことは何と呼ばれるか?
シ一ケンスが正解です
学習指導要領の用語であるスコ一プとシ一ケンスの違いは以下の通りです。
- ・スコ一プ……教育内容において区分された領域
- ・シ一ケンス……内容の順次的な配分
問題9
家庭科の新設は何年代か?
1940年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題10
学校の教育課程を客観的に存在する教科内容で編成するもの
学問中心カリキュラムが正解です
カリキュラムの作成のしかたについては大きく分けて以下の2つに分けられます。
- ・学問中心カリキュラム……学校の教育課程を客観的に存在する教科内容で編成するもの
- ・学習者中心カリキュラム……学校の教育課程を、学習者の生活経験を基に作成するもの
問題11
自由研究の教科の新設は何年からか?
1940年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題12
カリキュラムの3原理のうち、学習者中心主義に対応するものはどれか?
学習者の欲求が正解です
カリキュラム作成の基になるものは、以下の3つです。
- ・文化の伝承、発展……人間が長い時間かけて培ってきた文化を伝え、発展させていく
- ・社会現実への対応……社会に出て働く際に必ず必要となる専門知識や考え方を身につける
- ・学習者の欲求……学習者が学びたいと思ったことを深堀りして学ぶ
なお、学習者中心主義は内容を学習者にあわせるため、下記の長所と短所があります。
- ・長所:学習者の学習意欲が出やすい
- ・短所:体系的で漏れのない文化の伝承が難しい
問題13
一つの単元を学年を超えて繰り返しながら、少しずつ高度なものを学んでいくカリキュラム編成
スパイラルカリキュラムが正解です
人間の脳は忘れそうな頃に繰り返すと定着しやすいようにできており、その考え方をカリキュラムに取り入れたものがスパイラルカリキュラムと呼ばれています。
イメージでは数学や理科のカリキュラムをイメージすると分かりやすく、学年ごとにそれぞれ下記の単元を繰り返すように作られています。
- ○数学
- 計算→関数→図形→統計
- ○理科
- 生物→化学→物理→地学
問題14
学習者が自らの目標を目指すときに直面する困難に対しる調査の過程で知識・技能を得たり思考・判断をすることを通して学習すること。
問題解決学習が正解です
問題解決学習は学習者中心主義の例の一つとして行われます。
仮説実験授業も内容は割と似ており、科学者が研究して学ぶ過程を学習者の教育に落とし込んだものなのですが、こちらは理科の実験をイメージするとわかりやすく、教師が事前に答えを準備して、そこに誘導していくものとなる学問中心の教育の例の一つです。
問題15
子供たちが自由に自分の必要性に応じて選択することができる教育課程
カフェテリア方式が正解です
時代が進むにつれて、学校教育でも人間性を重視する考え方が「学校の人間化」として言われるようになり、画一化とは異なる学び方が登場しており、その例のひとつがカフェテリア方式と呼ばれています。
問題16
通常の学校とは異なる教育哲学に基づいたカリキュラムを実践する学校
オルタナティブスクールが正解です
オルタナティブスクールとフリースクールはどちらも通常の学校とは異なる場でほぼ同じような意味で使われており、実は厳密な定義もないのですが、それぞれ下記のように目的が異なっているのかなぁと感じています。
- ・オルタナティブスクール……通常の学校とは異なる教育哲学に基づいたカリキュラムを実践する学校
- ・フリースクール……通常の学校に馴染めない子のために、子どもを主体とする学習環境を提供する場所
問題17
社会科の教科の新設は何年からか?
1940年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題18
道徳の科目が新設されたのはいつか?
1950年代が正解です
戦後の学習指導要領の変化によって新設された教科は以下の通りです。
- ・1940年代……社会、家庭科、自由研究
- ・1950年代……道徳
- ・1980年代……生活
- ・1990年代……総合的な学習の時間
問題19
「ゆとり」が重視された学習指導要領が初めて出されたのはいつか?
1970年代が正解です
「ゆとりのある教育」とは、授業として扱う内容や授業時数は必要最低限に抑えて、必要なものを確実に理解できるようにする教育の考え方です。
どの教育観も賛否両論はありますが、管理人は「ゆとりある教育」の考え方は大事であるとかんがえています。
ゆとりある教育の反論として真っ先にあげられるのは、学力の低下が挙げられますが、学習者が授業で習った新しい概念を自分のものとして使えるようになるには、ただ授業を受けるだけでは不十分で、授業を受けたあとで、復習するなりして自分の頭で消化する必要があります。
ゆとり教育では、自学なり授業内での復習なりで消化する機会をあたえているので、学習の質の観点から必ずしも学力の低下とはいえないのではないかと私は思っています。
また、学習指導要領で大事にしている教育観の変遷は以下の通りです
- ・1960年代:教育内容の現代化
- ・1970年代:ゆとりのある教育
- ・1980年代:新学力観
- ・1990年代:生きる力
問題20
学習指導要領に「生きる力」が初めて記載されたのはいつからか?
1990年代が正解です
生きる力とは、社会の変化に主体的に対応できる資質、能力のことを指します。
また、学習指導要領で大事にしている教育観の変遷は以下の通りです
- ・1960年代:教育内容の現代化
- ・1970年代:ゆとりのある教育
- ・1980年代:新学力観
- ・1990年代:生きる力