thumbnail 一問一答の一歩

問題1

空気余熱器による低温腐食が起こりにくい空気余熱器はどちらか?

蒸気式空気余熱器が正解です

低温腐食は主に硫黄によって起こります。硫黄はガスの中に含まれていることがあるため、ガス式空気予熱器は低音腐食の原因になり得ます。
それに対して蒸気は水であり、硫黄が含まれることはほとんどないため、蒸気式では低温度腐食は発生しにくいです。

問題2

空気余熱器によく使われる2種類の熱源に当てはまらないものはどれか

火炉が正解です

空気予熱器はボイラーの排気ガスを用いて空気を事前に温める装置のことで、利用することで熱効率をあげることができます。
空気余熱器によく使われる2種類の熱源は以下の2つです。

  • 蒸気……蒸気式空気予熱機の熱源
  • 煙道ガスの余熱……ガス式空気予熱機の熱源
火炉はボイラーの熱源ではありますが、空気予熱器の熱源である排気ガスに当てはまらないないので誤りです。

問題3

ガス式空気余熱器の2つの仕組みに当てはまらないものはどれか?

加圧燃焼方式が正解です

ガス式空気余熱器の仕組みは大きく分けて以下の2つに分けられています。

  • 熱交換式……高温ガスの隣に空気を流して、熱伝導によって空気を温めるもの
  • 再生式……高温ガスと空気をまたぐの壁との間に回転する金属片を設置して金属片を介して熱交換を行うもの

また、加圧燃焼方式とははボイラーを待機圧以上にして運転することをいいます。

問題4

空気余熱器の利点に当てはならないものはどれか

通風抵抗増加が正解です

空気予熱機の主な利点は以下の3つとされています。

  • ボイラー効率上昇
  • 良好な燃焼状態
  • 低品位燃焼使用可

正解の選択肢の通風抵抗増加も空気予熱器によって引き起こされる現象ですが、これはボイラーの燃焼に必要な空気が入りにくくなることであるため、空気予熱機のメリットではなく、デメリットであるとされていますす。

問題5

節炭器(エコノマイザ)の弊害にあてままらないもの

窒素酸化物増加が正解です

節炭器(エコノマイザ)の弊害は通風抵抗増加,低温腐食です。
通風抵抗は加熱器共通して発生する弊害であり,液体(給水)を加熱することから沸点の上限があるため高温になりにくく低温腐食が起こります。
なお,空気余熱器は選択しの全ての弊害があります。