問題1
鋳鉄式ボイラーの特徴に当てはまらないもの
構造が単純が正解です
鋳鉄とは鉄に炭素を加えた合金のことを指します。炭素を加えることで、硬くはなってはいますが、その代わりに粘性がないことから一定の硬さを超えるとかけてしまうというもろさ、及び溶接のしにくなっています。
そのため、鋳鉄式ボイラーの特徴は以下の通りです。
- 強度が弱い→低圧低容量
- 組み合わせ式→搬入便利
- 腐食に強い
- 構造複雑⇔点検,掃除困難
問題2
暖房用蒸気ボイラーの工夫に当てはまらないこと
逆止弁の省略可が正解です
暖房用蒸気ボイラーは蒸気管を用いた暖房と考えると理解しやすいです。
暖房用蒸気ボイラーに用いられている工夫は以下二つです。
- 復水を循環利用……温める家庭で蒸気管の蒸気は冷やされて水が発生するため
- →給水管を返り管に取付る……給水管に復水を入れやすくするため
問題3
汽水分離機の仕組み
水蒸気向きを大きく変えるが正解です
汽水分離機は汽(気体の蒸気)と液体の水を分離するための道具です。
水滴になっているものは空中に浮遊しているよりも、壁にくっついている方が安定しています。
そのため、水蒸気の向きを大きく変えることによって水滴が壁にくっつかせることで空中の水滴を取り除いています。
また、他の選択肢のキ-ワードに関しては以下のようになっています。
- 「水蒸気をさらに温める」……過熱器の仕組み
- 「水蒸気を急激に冷やして貯める」……蒸留の仕組み
問題4
ス-トブローによる効果として不適なものはどれか
スラッジの減少が正解です
Soot(ス-ト)は「すす」、Blow(ブロ-)は「吹き飛ばす」という意味があることから外面にあるすすを取り除くこととされています。
すすは金属と比較すると熱伝導率が低く、体積もそれなりにあるため、火炉に張り付いているすすをとることで熱吸収、通風抵抗の改善が図れます。
しかし、スラッジに関しては炉水の中身に関するものであるのでス-トブロ-では変えることはできません。