thumbnail 一問一答の一歩

問題1

物を新設した際に行う性能検査はどれか

落成検査が正解です

落成には「物が新しく完成すること」という意味があります。
そのため、落成検査はそのまま、出来上がった直後のものに初期不良がないかの確認をおこないます。
また、検査には以下の種類のものもあるので意味を識別できるようにしておきましょう。

  • 落成検査……ものを新設した時に行う検査
  • 使用検査……輸入,1年間不使用,廃止後使用のボイラーに行う検査
  • 溶接検査……使用検査の前に行う検査

問題2

落成検査に合格したことを示す書類はどれか

ボイラー検査証が正解です

証とは、証明するという意味があるので、ボイラー検査証はボイラーの検査をしたことを証明するものであると予想できます。
また、明細書は詳細を明示するためのものであるので、合格の証明にはなりません。

問題3

ボイラーの使用検査を受けなければならない条件に当てはまらないものはどれか。

休止後使用が正解です

ボイラーの使用検査を受けなければならない条件は以下の3つです。

  • ・輸入
  • ・1年間不使用
  • ・廃止後使用
また、選択肢の休止後使用ボイラーには使用検査ではなく、使用再開検査が必要です。

問題4

ボイラー検査書の裏書事項に当てはまらないものは

主任者の資格,氏名が正解です

ボイラー検査証の裏書事項は以下の2つです。

  • ・変更事項
  • ・次回の検査期日
検査証は検査が有効であることを示すためのものなので変更が正しく行われ、有効期限内であることを記載しています。
また、選択肢の主任者の資格,氏名は検査書とは別にボイラー室の扉に開示する情報です。

問題5

ボイラーの溶接検査の実施回数

最初の1回のみが正解です

溶接検査とは、ボイラーの品質に大きく影響する溶接部分に溶接の不備がないかを確認する検査です。
検出する溶接の不備は初期故障であるので、溶接検査の回数は最初の一回のみで十分です。
なお、他の選択肢に関しては以下の通りです。

  • 1ヶ月に1回やる必要のあるもの……自主検査
  • 2年に1回行うべきもの……ボイラー検査証の更新

問題6

定期点検で機能の異常の有無を調べるべきパーツに当てはまらないものはどれか

電気配線が正解です

定期点検の確認事項は機器ごとに異なっており、具体的には以下のようになっています。

  • 電気配線……端子の異常の有無を確認
  • 自動制御措置、水処理措置……機能の異常の有無を確認
  • その他……損傷の有無を確認
また、選択肢の一つの自動制御装置の例には以下の3つの機器があります。
  • ・火災検出器
  • ・燃料遮断装置
  • ・圧力調整装置

問題7

定期自主検査において端子の異常の有無を確認するパーツ

電気配線が正解です

そもそも3つの選択肢のうち、端子が存在するのが電気配線だけなので電気配線が答えになります。
また、各装置の異常の確認内容は以下の通りです。

  • 電気配線……端子の異常の有無の確認
  • 自動制御措置,水処理措置……機能の異常の有無の確認
  • その他……損傷の有無を確認