thumbnail 一問一答の一歩

問題1

ボイラー点火前の水位の確認事項として不適なものはどれか

水位計が上下に動いていることが正解です

ボイラーにおいて水の量の確認は空焚きを防ぐために重要なこととされています。そのため、点火前の水位の確認事項は以下の順番で行われます。

  • 1.水位が常用水位にある
  • 2.弁,コックが開,コックから水がでること
水位計が上下に動いていることは異常を調べることには必須ですが、点火前の確認事項ではありません

問題2

ボイラー点火前の圧力計の点検事項として誤っているものはどれか?

水位が常用水位にあるが正解です

ボイラー点火前の圧力計の点検事項は以下の2つとされています。

  • メモリが0であること……圧力のメモリがずれるため
  • サイホン管のコックが閉まっていること
また、サイホン管とは、圧力計を高温の蒸気から守るためのもので閉めないと故障の原因になることから、圧力計の点火前に閉めなければならないとされています。

問題3

点火前の吹き出し装置の点検事項で不適なものはどれか

コックを閉めるが正解です

点火前の吹き出し装置の点検事項は以下の通りです。

  • ・水のブロ-がされている
  • ・ブロ-弁,コックが正常であること
  • ・ブロ-弁,コックが閉まっていること
また、水があることの確認は給水装置の確認事項です。

問題4

ボイラー点火前の給水装置の確認事項はどれか?

水があることの確認が正解です

ボイラー点火前の確認において、そもそも水がなかったら給水出来ないため水があることを確認する必要があります
また、選択肢のメモリが0であることの確認は圧力計の確認事項です。

問題5

ボイラー点火前には閉じるべき弁はどちらか

空気抜き弁が正解です

ボイラー点火前の弁の正しい開閉状態は以下のようになっています。

  • 開く弁:空気抜き弁
  • 閉じる弁:主蒸気止め弁
理屈としては、ボイラーによって作られた蒸気は蒸気専用の管を通ります。しかし、ボイラーの運転前には初めから入っていた空気が入っていおり、それが蒸気専用の管に入り込むことは運用上不都合があります。そのため、初めにあった空気をすてるために空気抜き弁をひらいており、主蒸気弁をとじています。

問題6

点火前の燃料の確認事項に当てはまらないものはどれか

石炭:燃料とボイラーが近くにあることが正解です

点火前の燃料の確認事項は以下の通りです。

  • ・液:貯油量……燃料がないと不完全燃焼を起こすため
  • ・ガス:ガス圧力……量が不適切でと不完全燃焼、炎の制御が効かなくなるため
ボイラーの燃料とボイラーの位置に関しては、(石炭は120cm,ボイラーは200cm以上)離した位置に置く必要があるため不適切とされています。