問題1
すすを除去するタイミング
最大負荷より少し低いが正解です
すすをとると消火しやすいので火力が高いときに行います。低火力の時に行うべきことはボイラー水を排出です。
問題2
低燃焼時にすすを取らない理由は何を防ぐためか
消火が正解です
低燃焼とは、イメージとしては弱火のことと考えるとわかりやすいです。
すすも炭素の一部ではあり、燃料にはなるので、すすととることは燃料を減らすことと等しいので消火につながる可能性があります。
なた、すすをとることは消火の心配のない高燃焼、つまり強火のときに行われます。
また、選択肢にある低温腐食は硫黄によって起こります
問題3
すす取りの効果の判断にあてはまらないもの
燃料の種類が正解です
すすが発生することによる悪影響、及びその理由は以下の通りです。
- ・熱効率低下……すすは金属より熱伝導率が低いため
- ・通風損失発生……すすによって空気の通り道が防がれるため
- ・排ガス温度……熱伝導率上昇の確認
- ・通風損失……通風損失の回復の確認
問題4
ボイラー水排出(ブロー)の目的に当てはまらないものはどれか
すすを取るが正解です
ブローは水を排出することであり、目的は以下の2つとされています。
- ・スラッジ排出
- ・ボイラー水濃度下げる
ブローについての詳しい解説については、以下の動画を参照するといいでしょう。
問題5
ボイラー水を排出するべきタイミングの原則に当てはまらないものはどれか
最大負荷より少し低いが正解です
ボイラー水を排出するべきタイミングは以下の2つとされています。
- ・ボイラー運転前
- ・運転停止時
また、運転中にはスラッジが対流しているため、排出したことによる洗浄効果も薄いとされています。
また、他の選択肢の最大負荷より少し低い時期に行うのはすすを除去する場合です。
問題6
運転中に間欠吹き出しを行ってもいい例外
スラッジ大量発生が正解です
間欠吹き出しはスラッジ排出のために行われます。
運転中はスラッジが対流していて、スラッジ排出き効果が薄いので、原則運転していないときに吹き出しは行われます。
しかし、スラッジが大量発生し、緊急事態といえる状況になった場合には運転中でも間欠吹き出しを行うことがあります。
また、他の選択肢の塩化物イオンの濃度に関しては、連続吹き出しの量の決定基準です。
また、すすを落とすのはスートブローと呼ばれる別な操作です。
問題7
すすを取るかの判断基準に当てはまらないもの
通風損失が正解です
すすによって起こる悪影響は以下の通りです。
- ・熱効率低下
- ・通風損失減少
- <蒸気温度……熱効率の低下具合を確認するため
- ・燃料の種類……燃料によって影響の大きさは変わるため
問題8
水面計を見れないときの吹き出し方法として適切なのはどちらか
監視者と合図しながらが正解です
吹き出しはボイラー内の不純物をボイラー水もろとも排出することをいいます。
吹き出しの量を誤ると、水が少なくなりすぎて空焚きの原因になりえます。
そのため、常に水面計をみれるようにしなければならないのですが、状況的にそれができない場合、水面計を見ている看視者と合図をしながら吹き出しをすることで、水を排出しすぎない状況を再現します。
また、選択肢にある一人で2つ以上の吹き出しをすることは管理が大変なので必ず一つずつ吹き出しを行います。
問題9
水の吹き出しをする頻度は最低どのくらいに1回か
1日が正解です
他の選択肢に関しても意味のある数字になっており、具体的には以下のようになっています。
- ・1~2時間:圧力上昇までの時間
- ・1カ月:ボイラー自主検査の期間です
また、補足として、水面計の検査の毎日行う必要があることから、機材のメンテナンスにかんすることは毎日行うものであるとまとめて覚えてもいいでしょう。
問題10
直列に吹き出し装置を付ける場合でボイラー本体(ドラム)から遠くに置く弁はどちらか
漸開弁が正解です
各選択肢の意味は以下のようになっています。
- ・漸開弁……吹き出しの流量調節を行う弁
- ・急開弁……吹き出しの緊急停止を行える弁
- ・ボイラー本体の近く:急開弁
- ・ボイラー本体から遠い:漸開弁
問題11
吹き出し装置2つある場合の開放で先に開けるのはどちらか
急開弁が正解です
急開弁と漸開弁の順番は以下のようになっています。
- ・開ける場合:急開弁(コック)→漸開弁
- ・閉める場合;漸開弁→急開弁(コック)