thumbnail 一問一答の一歩

問題1

ボイラー腐食の防止方法ボイラー水のPHをどうすればよいか

塩基性が正解です

低温腐食は硫黄から発生する硫酸。高温腐食は窒素から発生する硝酸によって発生します。どちらも強酸のため、ボイラー水を塩基性にする事で腐食を弱めることができます。

問題2

スケールの熱伝導率(熱の伝わりやすさ)の度合いはいくらか

銅の1/100~1/20が正解です

スケールは不純物なので銅より熱が伝わりにくいという知識があれば十分です。(銅より熱伝導率が高かったらそちらがボイラーの材料に使われています)

問題3

軟化剤の目的

硬度成分をスラッジに変えるが正解です

軟化剤によって硬度成分(水にとけたNa+,Ca+)→不溶化合物に化学変化を起こしすことで水にとけているNa+,Ca+の量を減らすことができます。スラッジ成長防止はスラッジ調整剤の目的です。

問題4

スラッジ調整剤の目的

スラッジ成長防止が正解です

スラッジ調整剤はその名の通り、スラッジの量を調整するための道具です。
スラッジは不純物であることからあってもいいことがないことから、スラッジの増加を抑制するためにスラッジ調整剤は用いられます。
また、他の選択肢である「硬度成分をスラッジに変える」は軟化剤の目的です。

問題5

吹き出し量の決定要因として不適なものはどれか

すすの量が正解です

吹き出し量の決定要因は以下の2つとされています。

  • ・塩化物イオン濃度
  • ・電気伝導率
塩化物イオン濃度が高いほと電気を通しやすくなる(電気伝導率が高くなる)ので理屈が分かっていれば覚えるのは片方ですみます。
また、他の選択肢のすすの量によって決定されるのはスートブロー(すすを落とすこと)です。