thumbnail 一問一答の一歩

問題1

ボイラー点火する場所

低燃焼域が正解です

燃焼域(燃焼範囲)とは、燃料が燃焼することのできる燃焼の濃度の範囲のことをいいます。
そのため、低燃焼域と高燃焼域とは具体的には以下の状況のことをさします。

  • ・低燃焼域……空気濃度が高く、燃料濃度が低い部分
  • ・高燃焼域……空気濃度が低く、燃料濃度が高い部分
点火をする際に、高燃焼域では想定しない位置に炎が広がる可能性が高いため、ボイラー点火は低燃焼域場所でおこなわれます。

問題2

点火において、火種の設置と燃料弁(ガス調節ねじ)を開くのはどちらを先に行うか

燃料弁(ガス調節ねじ)を開くが正解です

火種と燃料弁はボイラーでもガスバーナーでも同じで、ガスが充満している中で点火するのは危険なので、マッチの火などの火種の設置を先に行います。

問題3

ガスバーナーやボイラーの点火の際、点火用火種はどの位置に置いておくべきか

バ-ナ吹き出し口の下部が正解です

暖かい空気は密度が小さいことからかるく上に行くという性質があります。そのため、下から付けた方が上を点火しやすいです。また、上から点火することは逆火の原因にもなります。

問題4

通常の点火時間とは具体的にどのくらいか?

2~5秒間が正解です

点火をするには、ガスや空気を整えてあれば、静電気などを発生させて温度の高い部分を作ってあげれば一瞬でつくので、2~5秒間もあれば十分です。
また、選択肢のボイラーの使用に関係する時間は以下の通りです。

  • 2~5秒間:通常の点火時間
  • 1~2時間:ボイラーの圧力を上げるまでの時間
  • 1日:水高計の最低検査頻度

問題5

バ-ナが二つある場合の点火方法

下から点火が正解です

暖かい空気は密度が小さいことからかるく上に行くという性質があります。そのため、下から付けた方が上を点火しやすいです。また、上から点火することは逆火の原因にもなります。

問題6

ガスだきボイラーの火種の火力の強さ

強いが正解です

ガスだきボイラーの火種が弱くて点火しなかった場合、目に見えないガスが充満することにつながるので、可能な限り確実に完全燃焼を起こす必要があります。
そのため確実に燃焼をさせるために、ガスだきボイラーの火種には火力の強いものを使います。

問題7

ガスバーナーやガスだきボイラーなど、ガスを使用する器具の点火する直前に確認する事項として不適切なものはどれか

ガスの色が正解です

ガスを使用するべき器具点火時に確認することは厳密にはガス漏れ,ガス圧力の二つなのですが、ガスバーナーの使用時にガス圧力から確認する状況はほとんどないので、小中学生の段階ではガス漏れだけで十分です。
なお、ガスバーナーの使用においてはガス漏れしないことを元栓、及び二つの調整ねじが閉じているかを通して確認します。
また、ガス圧力を知らなくても、ガスバーナの使用法において炎の色は点火後に確認する事項なので、この点からおかしいとすいそくすることもできます

問題8

ボイラーの急激な燃焼量増加による弊害として、不適なものはどれか

逆火が正解です

ボイラーの急激な燃焼量増加による弊害は不同膨張です。
不同膨張とは、ボイラーの一部のみが膨張することであり、その結果、ひび割れの原因にもつながります。
逆火は不燃ガスが残っていること、及び圧力が不適当なことによって起こります。