問題1
異常低水位の原因にあてはまらないものはどれか
汽水分離器のつまりが正解です
異常低水位の原因は主に以下の3つとされています。
- ・吹出し装置の閉止不完全(水が出てしまうため)
- ・給水弁閉止(新たな水が供給されなくなるため)
- ・不純物による閉そく(吹き出し装置が正常に動かなくなるため)
問題2
キャリーオーバーの原因に当てはまらないものはどれか
低水位が正解です
キャリーオーバーとは、不純物が蒸気に混ざることで炉の外に運ばれることをいいます。
キャリーオーバーの原因は主に以下の3つとされています。
- ・高水位……不純物が炉の外に出やすくなるため
- ・不純物濃度多……不純物が溶けきれなくなって蒸気に混ざりやすくなるため
- ・主蒸気弁急開……不純物ごと蒸気が吸い込まれやすくなるため
問題3
息継ぎ燃焼の原因に当てはまらないものはどれか
圧力不適当が正解です
息継ぎ燃焼とは、人間が息継ぎをしているかのように、火の大きさがこまめに変わることをいいます。
息継ぎ燃焼の原因は以下の2つとされています。
- ・水分混入……一時的に火の温度が下がって火が消えるため
- _加熱温度高……温度が高いと反応速度が早すぎて空気の供給が追いつかなくなるため
問題4
ボイラーで火花が生じる原因として誤っているものはどれか?
空気より先に燃料供給が正解です
ボイラーで火花が生じる原因は以下の通りです。
- ・温度不適当
- ・圧力不適当
- ・バーナの調整不足
- →通風が強すぎ
問題5
逆火が起こる原因に当てはまらないものはどれか
圧力不適当が正解です
本来のガスの使われ方はガス出口の方向に向かって炎が広がるのですが、本来とは逆の方向のガス供給口の方向に炎が広がることを逆火といいます。
そして、逆火の起こる原因は以下の通りとされています。
- ・燃料漏れ(漏れた燃料を介して炎が入り込むため)
- ・逆風,空気より先に燃料(空気がガス供給口付近で混ざるようになるため)
- ・バーナ火炎による点火(空気がガス供給口付近で混ざるようになるため
問題6
異常消火時の原因として不適切なもの
圧力不適当が正解です
物が燃焼し続ける条件には以下の4つの全てを満たしていることが必要とされています。
- 燃える物
- 酸素
- 発火点以上の温度
- 連鎖的な化学反応
- 水分多(冷やされて発火点以下の温度になるため)
- バーナのつまり(燃える物、及び空気が無くなるため)
- ろ過機のつまり(相対的に燃える物が少なくなるため)
- 油の加熱不足(油で冷やされて発火点未満の温度になるため)
問題7
キャリーオーバーによる障害に当てはまらないものはどれか
不同膨張が正解です
キャリーオーバーとは、ボイラー内の不純物が蒸気に混ざって炉を超えたところに運ばれる現象のことをさしており、具体的に発生する障害は以下の通りです。
- 加熱器内汚損
- ブローの増加(加熱器内が汚れるため、掃除が必要になる)
- 加熱度低下(不純物は金属より熱伝導率か低いいため)
- 水位不明(不純物で見えにくくなるため)
- 低水位事故(水位不明の状態でブロ-による排水が多くなるため)
問題8
火炎が突然中断したときの措置で最初に行こなうことはどちらか
燃料供給停止が正解です
燃料供給停止→ダンパ全開(換気)の順番です。火炎が突然中断したときに限らず火を止めるときは常に燃料供給停止を先に行ってから換気を行います。なお、燃料供給停止を忘れると、逆火やガス爆発に繋がります。
問題9
ボイラー緊急停止で先に行われるものはどちらか
燃焼供給停止が正解です
ボイラー緊急停止の順序は以下の順番で行われます。
- 1:燃料供給停止
- 2:換気
- 3:閉止
- 4:給水
- 5:ダンパ解放
なお、燃料供給停止を忘れると、逆火やガス爆発に繋がります。
問題10
異常低水位にするべきことはどちらか
燃焼供給停止が正解です
異常低水位のときは以下のことに注意します。
- 燃焼供給停止(これ以上の水の現象を抑えるため)
- 給水しない
- 主蒸気弁を閉める(水の流出を防ぐため)
また、給水を行わない理由は急冷の原因になるためとされています。
問題11
異常低水位に給水しない理由は何を防止するためか
ボイラー急冷が正解です
ボイラー急な温度変化はボイラー器具の不同膨張などの、物理的な劣化の原因となるので不適切であるとされています。
異常定水位の場合は急冷を防ぐということから給水ではなく換気により冷やすべきとされています。
また、低音腐食は硫黄によってもたらされるものであるため誤りであり、消火に関しては、確かに水を入れることによって急冷はしますが、異常消火するほどまで下がるわけではないので誤りであるといえます。