thumbnail 一問一答の一歩

問題1

実際燃焼温度が下がる理由に当てはまらないものはどれか

断熱圧縮が正解です

実際燃焼温度が下がる理由は以下の二つとされています。

  • 過剰空気(冷たい空気が入ってくるものと同じ現象であるため)
  • 不完全燃焼による排ガス損失(温めた熱が排ガスと一緒に逃げるため)
また、断熱圧縮をすると温度は上がります。

問題2

火格子燃焼では一次空気と二次空気のどちらがしめるか

一次空気が正解です

一次空気と二次空気は以下のように使用されています。

  • 一次空気……着火の際に供給される空気
  • 二次空気……完全燃焼になるように別途追加で供給する空気
火格子燃焼では通風によって供給される空気で十分足りるため、ほとんど一次空気であるといえます。

問題3

微粉炭燃焼の一次空気

微粉炭と混合するが正解です

一次空気とは、燃焼のはじめ、つまり発火の段階で燃焼に使用する空気のことを指します。
2つの選択肢同士だと、微粉炭と混合した空気が2時空気とは考えにくいため一次空気となります。
バ-ナの周囲から噴出は微粉炭燃焼の2次空気です。

問題4

微粉炭燃焼の2次空気

バ-ナの周囲から噴出が正解です

二次空気は燃料が完全燃焼するために、一次空気に追加して送られる新しい空気のことをいいます。
一時的に追加することを考えると、人工的にくうきを通す穴から空気を排出する必要があるため、「バ-ナの周囲から噴出」が正しいとなります。
また、もう一つの選択肢の微粉炭と混合するは微粉炭燃焼の一次空気です。

問題5

圧力噴霧式バーナの燃焼量調整法として不適切なものはどれか

調整ボルトが正解です

圧力噴霧式バーナの燃焼量調整法は以下の二つとされています。

  • ・バーナーの数……火元の数が多くなると火力も上がるため
  • ・ノズルチップの数……燃料の出し入れを行う器具であるため
なお、調整ボルトはバネ安全弁の圧力調整法です。

問題6

燃焼量調整に使用するバーナに当てはまらないものはどれか

ガンタイプバ-ナが正解です

燃焼量調整に使用するバーナは主に以下の二つです。

  • ・戻り油式バーナ
  • ・プランジャー式バーナ
以上の2つは、いずれもボイラーの出力調整の幅(ターンダウン比)が広いという特徴があるため燃焼量を調整してもバーナー異常が起こりにくいという特徴があります。
また、選択肢のガンタイプバーナはファンと圧力噴霧バーナを組み合わせたものです。

問題7

ターンダウン比が狭い噴霧方法はどちらか?

圧力噴霧式が正解です

ターンダウン(Turn Down)は「断る」という意味を持つ英単語あり、ターンダウン比を考慮しない燃焼を行うとボイラー操作側の指示に従ってもらえないことがあります。
ボイラーにおいては、弱火~強火へと調整できる幅ととらえるとイメージしやすいです。
各種類の噴霧方法における燃料の調整の幅は以下のようになっています。

  • 圧力噴霧式:燃料の調整範囲が狭い……少ない量の水に高い圧力をかける設計が大変であるため
  • 蒸気噴霧式:燃料の調整範囲が広い……高圧の蒸気で少ない量の水にも圧力をかけることができるため

問題8

ガンタイプバーナの自動制御

オンオフ動作が正解です

各選択肢の意味に関しては以下の通りです。

  • オンオフ動作:2つの定まった値を取るもの
  • ハイローオフ動作:3つの定まった値を取るもの
  • 比例動作:入力値に応じて出力する動作です。
がんタイプバーナがオンオフ式である理由は調べきれませんでしたが、私はガンタイプバーナの名前の元となった銃にもオン、オフとなる引き金があるから、ガンタイプバーナにも同様にオンオフ動作であると試験中は理解していました。

問題9

拡散燃焼方式の特徴に当てはまらないものはどれか

安定な火炎が正解です

拡散燃焼方式の特徴、及びその理由は以下の二つです。

  • 逆火が起こらない……ガスに酸素を混ぜていないため
  • 火炎のコントロールが楽……燃焼後に酸素量をその場に応じて調整できるため
また、選択肢の「安定な火炎」は予混合燃焼方式の特徴です。

問題10

予混合燃焼方式の特徴はどれか

安定な火炎が正解です

燃焼が続くには、可燃物と酸素の両方が供給され続ける必要があります。
予混合方式では最初から燃焼ガスと空気が混合されているため、空気不足になりにくいため、安定な火炎を実現することができます。
また、他の選択肢の逆火が起こらない,火炎のコントロール楽は拡散燃焼方式の特徴です

問題11

火格子の上部から石炭供給すること

上込め燃焼が正解です

「込める」という字にはお「おさめ入れる」という意味があります。
そのため、上込め燃焼は上から燃料である石炭を入れる燃焼方法のことを言えると予想できます。
また、本問題に関連する燃焼方法の内容を述べると、以下の通りになります。

  • ・下込め燃焼:火格子の下部から石炭供給すること
  • ・拡散燃焼方式:ガスと空気が混ざっていない状態での燃焼
  • ・予混合燃焼方式:ガスと空気が混ざった状態での燃焼

問題12

流動層燃焼方式で多く発生するものはどれか?

ばいじんが正解です

流動層燃焼方式の特徴は排出するものにあり、具体的には以下の通りです。

  • 発生量が少ないもの:Sox (硫黄酸化物)NOx(窒素酸化物)
  • 発生量が多いもの:ばいじん
理由としては、流動層燃焼方式は燃やす石炭の粒が細かいために窒素や硫黄よりも先に炭素と結びつきやすいかわりに、炭素の粒が細かいためにそれがそのまますすとなってばいじんの一部となることが理由となっています。